久しぶりにまじまじと自分の顔を見たらゾッとするほど母に似ていた。
好きや嫌いじゃない。ただこの曇りがちな顔をなんとか晴らしたい気持ちでいた学生時代の心細さ、あれが戻ってくるのがとても苦しい。
そんな気持ちでいると余計に母にそっくりで泣きたくなった。鏡なんか見たくない。