新しいイメージが生まれてくるようで

皆さんの書く感想noteが読んでて面白かったので、私も“私のばなふぇすvol2”を振り返ってみたいと思います。

参加経緯

「ののさん昔千葉紗子歌ってたよね。コピバン組むからボーカルやらない?」
当初、ばなふぇすの“ば”の字もなくこんな感じのお誘いだったのでてっきり「(私に声が掛かるってことはメインはドクロちゃんで、何曲か梶浦さんの曲もやる感じかな?)やる!」と即答。

後で「ばなふぇすです」「コーラス呼んでがっつり梶浦さん楽曲です」と知ってビビり散らかす未来など想像していませんでした。

そもそもばなふぇすって何?

バーナルさん主催の(気付けば梶浦さん縛りみたいになっている)コピバンイベントです。
本人曰く「次やるなら梶浦さん以外もやりたい」とのことでしたが、vol1は98%、vol2は100%梶浦さん楽曲、そして梶浦さんと歌姫とフロントバンドメンバーへの愛に溢れる皆さんが出演したり観に来たりするイベントです。

おわかりでしょうか?

私のようなにわかに毛が生えたオタクよりも、もっとずっっと梶浦愛愛愛で満ちてる皆さんが揃ってるコピバンイベントへの演者参加。
なかなかどうして結構怖い。
買い物してる最中に「あなた以外の客、全て万引きGメンです」と耳打ちされたらきっとこんな気分。何をしなくても緊張が走るというもの。

加えて前回vol1ではお手伝いも兼ねて現地で観ていたこともあり、リハのマイクチェックで既に音楽をしているボーカルしかいない現場に圧倒され、本番も当然圧巻のステージで感動し過ぎて放心状態。

身内なのを考慮したって大絶賛できるイベントなのです。
からふぃな〜れ!さんは元々ファンでして、ばなふぇすvol1でもボーカル3人の歌声も振る舞いも麗しくて美しくてうっとりなのです。
初めて観たNamahamu Junction aYUUKAwaさんはボーカルの鮎川さんのYUUKAリスペクト歌唱が凄まじかったりコーラス2人の安定感ですごくて熱く厚い音が心地よかったのです。

そんなイベントのvol2、私がボーカルで出て大丈夫なのだろうか。
不安に駆られた私はメンヘラばりに「本当に、私でいいんですか?」と聞いたりもしましたが、バーナルさんは「大丈夫、イメージにピッタリの曲があるんだ」と笑顔で仰ってくださり、その言葉を支えに参加を決めました。

が、後になってその曲は今回のセトリに入らなかったと知りました。ゆるせねえ。
優しい嘘は墓まで持ってって完成だと心に刻んで欲しい。

すたじお!

1回合わせるまで緊張がすごくてぇ……。

状況を整理するとコーラスに前回Namahamuでも大活躍されていたじゃすみんさんと、からふぃな〜れ!でやっぱり大活躍のあやねちゃんをお迎えしています。
vol1で「うまぁぁぁあ゙あ゙あ゙ぁ゙」と打ちのめしてくれた2人が揃ってる心強さ、そして「音濁ったら絶対私やん」の緊張感(この緊張感はいつも持ってるけど今回は一層ガチガチで震えておりました)

でも!!合わせてみたらどうでしょう!!
歌班ばかり書いてしまいますが、そもそも楽器隊からして贅沢な現場。
とても楽しい☺️ その一言でした。
気持ちぃいいいって歌った後、追い討ちを掛けるがごとくじゃすみんさんが「ジェネリック千葉紗子」の称号をくださったので、千葉さんフアンがそう仰ってくれるならと調子に乗ることができたウキね🐒

前回ライブしたSoleadoの時も思いましたが「これで本番転んだら100%私が要因だ」と思うほど、みんながみんな良い演奏を良い音をと日々考え、その成果を披露してまた試行錯誤していくスタジオ。ありがたすぎます。

実はボーカル3人ちゃんと揃って合わせたのは多分3回とかでしたが、それに関しても全然不安はありませんでした。なんせコーラス2人がずっとずっとずっとずっと上手でやばいかじうらー(褒めてます)だと知ってたので。
とにかく「私が転けなきゃ間違いない」の精神で励むことができました。

本番
衣装

MCでもありましたが今回の千葉東ジャンクションは「fictionjunctionっぽくない曲でセトリを組んだ」のもあってか、全体的に「どこにでもいる女性が、その時その時の心情を大切に向き合って歌ってる」イメージのものが多かったので「全員私服でお願いします」のオーダーでした。
なのでまともなしふくがないわたしは、せんげつのらいぶでかったいしょうをわはは

アナウンス


一応歌よりも長いこと取り組んできた技能なのですが、噛んでしまうとは情けない。
滑舌表をあれこれ組み合わせを変えながら読み上げる練習だけは続けてるのですが、文章を読む練習を怠ってたのがモロに出てしまいました。次も任せてもらえるなら完璧にこなしたい。

あるいは録音流させて欲s

千葉東ジャンクション!

自分のアナウンスの後にいそいそとステージに戻ってスタートです。

ダイヤの原石(Brilliant Cover)

I say!
これ、私の声だとアニメ声っぽくて浮いてしまう〜と相談した際じゃすみんさんに「可愛いのでありです!!この辺りは三声の重なりがとにかく良いので、I say!も絶対3人でやりましょう!」と熱弁してくださったので実現したI sayでした。

本当に声が重なって合わさっていく感覚が気持ちよくて……って言うかコーラスの力ってすごい。1人だったらとても形にならなかったなと思った1曲です。

MC1

好き勝手喋ってます。最後アイスクリイムに繋げるために、アイスクリイムの歌詞を引用したらじゃすみんさんが(わーー!!)って微笑んでて可愛かったので我ながら良い仕事したなと思いました。

アイスクリイム

なんも捻りがなくてあれですが、私が一番好きな千葉紗子さん楽曲です。
カラオケで歌うと切なすぎて嗚咽混じって歌えないのですが、バンドってすごいですね。楽器隊やコーラスの皆さんがヤグラを建ててくれて、感傷の波から私を守ってくれてる感覚です。
「表現してね!」って言ってくれてるみたい、おかげでスタジオでも本番でも詰まってしまうことなく、めいいっぱい歌えました。

カステラ

「ハイィ」から始まる子です。
切ないアイスクリイムからのハイィはなかなか腹筋に来るものがありましたが、黄色いサイリウムが綺麗でみんなも笑顔で楽しかったです。
余談ですが、験担ぎも兼ねて本番当日の朝カステラを食べてました。おいしい。

スタジオ練だとなのめすさんがノリノリで髪を振り散らかしていて、笑いを堪えようと私の横隔膜が強化された気がしました。日々これ成長。

Carry me

カステラからのcarry meは(ry
アルバムの収録順だと気付いた方も多くて流石過ぎると思いました。
イントロのしゅうさんのギターとkinamiさんのシンセでカステラ時空からcarry me時空に連れて行ってもらってます、あの音がないとカステラ頬張った口で歌い出してしまうような気持ちだったので本当に助かりました。温度差がえぐい。

サビを繰り返すので聞いてて単調にならないよう歌詞の意味とそこにある気持ちを特に気を付けて、それぞれ色付けし盛り込んでいました。
合わせて感情過多で聴き苦しくならないように。
これもコーラスすごい、全部すごい、きもちぃい。

MC2

メンバー紹介
じゃすみんさんとあやねちゃんどっちも「MCとか得意じゃなくてーー」って言ってたのに余裕でお喋り出来てるし、あやねちゃんに至っては「ミラノ風ドリア3分完食」の記録までぶち込んできてずるい、面白すぎました。
みんなも #ミラノ風ドリア3分チャレンジ  に挑戦だ。ちなみに私はダメでした。

バーナルさんが急に話したいって言うからマイクを献上。打ち合わせもなくカレーの話をしてマイクを戻され焦るも、キャバリーノのカレーの値段を覚えてたので事なきを得、ましたか?
ともあれキャバリーノのカレー、美味しいのでぜひ召し上がってくださいね。

Rosemary Story

ダイヤの原石と同じくらい歌い出しが難しかったです。突っぱねて歌いそうになるけれど、ふわっと優しく抱きしめる感じで。
あやねちゃんの低音が心地良すぎて自我を保つのが大変だった1曲。
私の粗を全て包み込んでくれる……まま?ママだった気がしてきた。包容力のある歌声必聴です。

ところでこの歌詞。
マリー、メアリー、私たち似ているのね……
へへっ☺️

ひとりでも、ふたりなら

この曲は最初しばらく1人歌唱なので本当に心細かったです。その心細さがメロディアスな音に乗っかっていけたのではないか〜と勝手に思うなど。
そしてその分終盤のコーラスごりごりのところで「私1人じゃない!」と安心してちょっと元気になってしまいそうなのを抑えるのに必死でした。

kinamiさんの荒ぶるフルート再現、梶浦さん好きにも見事刺さったのでは!そして終わり方はなのめすさんアレンジなのですが、スタジオで「こんな感じで〜」ってサラッと弾かれるから何が起きたのか一瞬分からなかったです。ただただすごい。

Wednesday morning

イントロのお茶を注ぐ音、じゃすみんさんが千葉県産茶葉を使用したお茶をカップに注ぐことで再現されてたのですが、実際に飲むのまでは知らなくて当日のリハでめちゃくちゃ笑いました。

この曲のAメロに私が歌で使える(なんなら出せてない)ギリギリの低い音がいるのですが、キャバリーノのスタッフさんが凄すぎてちゃんと拾ってくれてたのがありがたすぎました。低音強化頑張ります。

歌詞が好き過ぎる……これからも私を支えてくれるに違いない1曲、私の松葉杖です。

MC3

最後のご挨拶です。
「店の棚から千葉紗子のCDを取り出して〜」の件りで「あるかな〜?」つって、演奏だけじゃなくこう言うところでもささやんさんが美味しいことをやってくれるので進行が楽でした。

恋の奇跡

1曲の中にいろんな歌い方が盛り盛りで贅沢。
Bメロからサビへ入ってくるところが歌ってても聞いてても気持ちよくて好きでした。
ラスト三声、この大団円感!!!!!!
顔を見合わせて歌ったり新鮮でしたがとにかく楽しかったです。


ピアノタイム
MC

小芝居した〜い!って言ったら良いよって返してくれる。じゃすみんさんには全方面で感謝です。
「千葉県警」ネタと「舞台上でつんのめる」をしてみたくて。実行できてよかったです。☺️

雨のヴィオロン

なのめすさん演奏のグランドピアノでじゃすみんさんに支えられつつ歌う……!
贅沢の極みでした。
私の良いところを2人に引っ張り出して貰った気分。歌ってたけどもっと耳を澄まして聴いていたかった。
今年の梅雨がどうなってるかもう分かりませんが、とめどなく降る優しい雨の音と匂いに触れた時、きっとこの歌を思い出します。

世界の果て

梶浦さんの最新アルバムに入っていたのだからやらないわけにはいかないと、満を持しての登場です。
雨のヴィオロン同様スローテンポな曲。
実はゆっくりな曲に少なからず苦手意識があるのですが、それを忘れさせてくれる優しいピアノの音に遠くまで連れて行ってもらえた気がします。ただただ歌うのが幸せな時間でした。


千葉東総評

兎にも角にも楽しくて、私には贅沢な時間でした。
まずバーナルさんに声をかけてもらえたのが嬉しい。あまりご一緒することもなかったので良い思い出です。
そして好きな楽曲をこのメンバーで「これ良いよねーー」ってお客さんにお届けできたのが本当に嬉しかったです。

私ごとですが今回(と前回の別バンド)を経て新しい目標も手に入ったので、これからも精一杯頑張ります!

来てくださった皆さん、見てくださった皆さん、メンバーに対バンさんにスタッフさんに応援してくださった皆さん!
全員に本当にありがとうございました!!