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間取りの理想と現実|家を建てるまでの頭の中身②

どうも。余白のある暮らしのshinです。
前回の記事では賃貸vs持ち家ということで持ち家という選択肢をなぜ選んだのかを書いてみました。

ハウスメーカーや工務店の方へ伝える「こんな家にしたいな」という要望が子世帯、親世帯、各個人であります。
それぞれどんな理想があって、打ち合わせ段階で現実的にどんな課題や障壁が起こっているのかご紹介します。

子世帯の理想と現実

3LDK以上

今の賃貸住宅よりも快適かつ、将来を見据えた時に部屋数はこれが最低限必要かと思いました。

3LDKの配分は子供部屋 4.5畳〜 ×2、寝室 6畳〜、LDK 16畳〜が理想となります。

子世帯にトイレが2つ

僕も妻も実家にトイレが2つ以上あり、それに慣れて育ってきたのであったらいいなというレベルの要望です。

打ち合わせで聞いてみると、配管工事などの大幅な作業+トイレ代がかかるため費用と場所の問題が発生しました。
重要度は高くはなかったため、打ち合わせの途中でトイレは1つにすることに。

僕の理想と現実

完全分離二世帯住宅

絶対に譲れないところは完全分離の二世帯住宅
二世帯住宅のスタイルもいくつかあるかと思いますが、風呂・トイレ・キッチンはもちろん、玄関も別であることが絶対条件で話を進めています。

荷物の配達の度に何か頼んだのかなと思われたり、旅行に行く時にどこに行ったか詮索されるのも極力避けたいという思いもあります。
「それなら二世帯住宅をやめれば?」というのはごもっともなのですが、それを考慮した上での家づくりを目指して進めています。

現実的な話では、玄関が2つになると費用はかなり上がります。
そもそも二世帯住宅を建てる時点で、家2軒分の設備が必要となるので想像以上の概算金額を提示されていますが、金額とのバランスを考えても玄関を分けていた方が後のストレスは減ることは間違いないと思ったので続行してます。

営業担当や両親からは「後々分けている意味もなくなると思うよ」なんて言われますが、これに関しては一貫して折れないようにしています。

逆に言うと、これ以外でのこだわりは間取りの時点ではそこまでありません。おそらく、内装とかインテリアの方に悩むことが多そうです。

妻の理想と現実

子供部屋の前に廊下を作る

打ち合わせをしているとリビングと各部屋を隣接する設計にして、廊下の床面積をなくす傾向にあると話をされました。その方が各部屋を広くしたり、費用を抑えることができるようです。

リビングを通るようにすると毎日必ず顔を合わせるのでコミュニケーションが取りやすくなるのはもちろん、どんな友達付き合いをしているのかも確認できるメリットがあるというのが親世代と営業マンの意見。

そのメリットも分かりますが、妻は友人をよく家に呼んでいたようなので、リビングでくつろいでいる時に子供たちがうろうろするのはお互いにストレスになるのではないかという考えも。

正解がなかなか見つからない時に、子供のいる妻の友人に廊下のありなしについて聞いてみると廊下がある方がいい(あった方がよかった)という回答が100%でした。

もちろん正解はないですが、廊下を作るのであれば子供とのコミュニケーションは意識的に密度を上げた方がよさそうです。

親世帯の理想と現実

親世帯にトイレが2つ

親子揃ってどんだけトイレを重視した家族なんだと思われそうですが、親世帯は子世帯と違って必須項目です。

ここに関しては両親ともに譲れない部分なので、営業マンと設計士さんには何度も必要ですか?と聞かれましたが変更しませんでした。

今も間取りの打ち合わせの度に聞かれてますね。

父の理想と現実

シャッター付きのガレージ

父は車を所有しており、車好きとしては大切に扱いたい気持ちがあります。

1社はシャッター付きのガレージ案を通しましたが、もう1社は予算の都合上でガレージではなく、カーポート+電動シャッターの方向で進んでいます。
どうやらガレージにすると壁と床の施工で予算が大幅に増加するようです。

この予算の大幅増加と月に数回の乗車+僕が今後車に乗らないので将来ガレージを使わなくなるということを天秤にかけて1社はガレージをなくす方向で固まりました。

ガレージがなくなることで部屋や玄関が広くなったので、こちらとしては嬉しいのですが住んでから父が後悔しないか少し心配です。

母の理想と現実

家相、風水、鬼門へのこだわり

親世代(=60代)特有かもしれませんが、入り口の方向やトイレの位置などのこだわりがやや強めです。

  • 玄関は東向き

  • 家の中心(≒正中線)上にトイレは避ける

  • 階段下のトイレも避ける

僕もほとんどわからない(この類は信じていない)のですが、鬼門や家相の話をしている時に上記のような懸念点があがりました。
良くない配置にすると家主が病気になったり、財産は減ってしまうとか色々あるとかないとか。

これらの影響で間取りが変更することもしばしば。
例えば、子世帯は気にしなくても親世帯でトイレの位置はここがいい!となると配管の都合により、子世帯のトイレの位置も基本的には同じような場所になってしまいます。

気になる部分を無視して家づくりをして、気にしながら住んだり、何か起こった時にそのせいにするのも良くないので最低限(母基準)は取り入れることにしています。

ただ、設計士さんから気にしすぎると家が建ちませんよという助言をいただいてから少し落ち着いたので上手くまとまってきました。

祖母の理想と現実

たくさんの収納場所が欲しい

現在の実家には両親と祖母が住んでいるのですが、とにかく物量が多いです。
服や食器のような小物だけなら良いのですが、タンスやドレッサー、食器棚などの大型家具もたくさん。
それらをできるだけ手放すために母が説得してますが、祖母はなかなか手放せないものが多く、残す予定のモノだけでも結構なスペースを要します。

現実的に親世帯は1Fだけなので収納は限られます。
祖母が存命の間は使用予定が直近ではない子世帯の子ども部屋にも一部モノを置くことになるかもしれません。

モノの置き場に家賃を払うのは何ともおかしな話なので、引っ越しまでにできるだけ減らせるように孫の僕からも説得していく予定です。

まとめ

書き出してみると意外と個人個人の要望は少しずつしかありませんでした。
ただ、どれも金額が上がるこだわりばかり。

家族といっても考えはそれぞれバラバラです。
そこを上手く調整する必要があるので、二世帯計画前からアドバイスいただいていた通り、親世帯の子どもが板挟みになって一番頭を悩ませます
その点は二世帯住宅を検討しているなら覚悟したほうが良いです。

果たして金額とのバランスを見ながらどこまで意見を反映させられるのか。今後が楽しみです。

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