東野圭吾の手紙を読み終えて。

わからない。

手紙を読んで最後に思ったことはわからないだった。

どう理解すればいいのかわからない。

どういう話なのかわからない。

結局伝えたいことはなんなのだろう。


僕はこの本を今の自分の境遇と照らし合わせながら読んでいた。

彼女がいるがその彼女を苦しめてしまったことと剛が直樹を苦しめてしまったこととや直樹が朝美を傷つけてしまったこととよく照らされていた。

感想から書く。

この本はすごい。どんな言葉ですごいと言えばいいかわからない。

とにかくすごい。

1人の人間として自分の行動が世の中にどんな影響を与えるか深く書かれてると思う。

自分勝手な行動が人を傷つける。

それはどのくらい傷付けるのか、その傷はどのくらい長くどのくらい深く、そしてそれは1人だけなのか。

本当に自分のしたことを本当に心で理解するためのバイブルだと思った。

僕は彼女との約束を破ったことがある。

他の女の子とご飯に行くことはお互いのルールではngだった。

だけど相談ならいいのではないかと軽はずみな考えが相手を傷つけた。

話せば苦しむから話さなければ苦しまないと思った。

自分の中で思っていることは小さく相手がされた時に思う嫌な思いを理解できていなかったのだ。

言うなれば相手に寄り添っていたつもりが自分よがりで寄り添えきれていなかった。


それが僕と彼女の大きな亀裂の原因だ。

それは彼女の心を苦しめた。

そして彼女が泣きながら家に帰ることで彼女の親と妹にも嫌な思いをさせた。

そんな過去がある。

周りの人にとって約束破ったことがいい悪いとか女の子の相談を聞いただけとかはその人の主観でしかない。

大切なのは自分の彼女の気持ちを理解すること。

結局今は繋がっているけど東野圭吾の言葉を借りていうならば風前の灯火である。

ただ彼女は本当に由美子のようで人間性として大切な相手を思う気持ちを何よりも教えてくれた。

相手を思う気持ちが誰よりもあって誰よりも強く優しい。

僕はその子を傷つけてしまった。

僕は今後その子を助けたい。

その子のそばでその子のことを思って尽くしたい。

自分の罪を受け入れてその子と歳を取りたい。

剛のように全てを断ち切り前を向くことも大切かもしれない。

ただ僕はまだ戻れるならば戻りたいと思う。

だって遜色ない2人のはずだから。



結論

東野圭吾の手紙は

相手を思う気持ち、相手との向き合い方
(由美子のような無性の愛、相手の幸せが自分にとって辛いことでも祝う心、相手のためにしたいと思う気持ち、誰よりも自分を犠牲にして相手のために尽くす心)

自分の行動が与える周りへの影響(自分の中で気にならないことや大丈夫だろうと思ってることは相手だけでなく相手の周りにも相手の次の代にも影響する)

たっくさんあるけどざっくり分ければこの二つだと思う。

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