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会社員のほとんどが「指示待ち人間」であるという捉え方

「指示待ち人間では困る」という話は色々なところで聞かれる話なんじゃないかと思います。現に昨日ちょうどそんな話を私も同僚としていました。

ただ、この「指示待ち」の良し悪しも「指示」の粒度によって変わるよなぁと思ったりするわけです。社会に価値を提供したいと私財と時間を投資して起業した人なんかはその範疇にないですが、多くの会社員は何かしらの「指示」を受けて働いているんじゃないかと思います。

例えば、カルロス・ゴーン氏のように外部からやってきた雇われ社長なんかは、会社を使って利益を上げてという丸投げの指示を受けているわけです。(多分)営業部部長は、部の予算と人員を使って利益を上げろと指示をうけているでしょうし、課の課長は部の方針と調整しつつ課として利益をあげるという指示を受けるでしょうし、係長はチームで役割を全うするようにと指示を受けているはずです。逆に自身がやるように指示を受けてない領分についてなんやかんや言う人は会社組織の体質によっては煙たがられるでしょう。

こう考えると会社員なんてほとんどが指示をもらって働いている「指示待ち人間」といえます。なので、「指示待ち人間では困る」と言う話をするのであれば、どの程度の指示をしないといけないのか?という箇所はすり合わせておいた方が良いなと思ったという話でした。

んで、昨日話をしていた同僚的には、「あなたはWindowsの担当者なのであとはよろしく!」と指示したら、現状をキャッチアップして、最新の情報と併せて、よりセキュアな運用や設定を提案し、同僚たちがより働きやすい仕組みや機器を選定して提供できる人だったら、「指示待ち人間」とは言わないけど、「Windowsの配布時の設定をよりセキュアにしといて」みたいに粒度を細かくしないと動けないなら「指示待ち人間」認定されそうな感じでしたなぁ。

最近面接する機会が多いので、どういった粒度の指示で働いていたか聞いてみるのは有用かもしれないですね。その人がどの程度のキャパシティがあるか測る良い指標になりそうな気がします。

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