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初めての海外。インドネシア、ジャワ島。

私が初めて海外に行ったのは大学1年生の時、インドネシア、ジャワ島です。

東西に長いジャワ島を、西部にあるジャカルタから入り、バンドン、ジョクジャカルタ、スラバヤと西に向かって車で移動しました。

思い出深いのは中部ジャワのジャワ原人ゆかりの地、サンギランやトリニール周辺での地質巡検です。

当時はジャワ原人を「ピテカントロプス・エレクトス」と呼んでいましたが、現在はヒト属に分類され、Homo erectus(ホモ・エレクトス)の亜種の一つ Homo erectus erectus(ホモ・エレクトス・エレクトス)と位置付けられているそうです。

サンギランではジャワ原人をはじめ多数の初期人類の化石が発見され、1996年にユネスコの世界遺産に指定されています。

一方、トリニールは、ジャワ島最長の川、ソロ川の流域にあって、オランダの解剖学者ウジェーヌ・デュボワが1891年に初めてジャワ原人を発見した場所です。大きく蛇行しながら流れるソロ川の雄大さと、ジャワ原人が初めて発見された場所という感慨もあって、非常に思い出深い場所です。ココナッツに直接ストローを刺して初めて飲ませてもらったココナッツジュースの味も、私はちょっと苦手でしたが、懐かしいです。

ソロ川といえば、インドネシアを代表する大衆音楽の名曲、「ブンガワン・ソロ」のメロディーを思い出します。日本に帰った後もインドネシアで買ったミュージックテープで何度も聞いては、インドネシアを懐かしく思い出していました。

日本語にも訳されて多くの日本人歌手にも歌われている曲です。

そういえば、インドネシアでは五輪真弓さんの「心の友」という曲が大変人気だそうです。この曲は1982年に発表され、インドネシアで流行り始めたのは1985年頃ということですので、私が初めてインドネシアに行った少し後になります。私が就職して南国に赴任したとき、南国で見つけたインドネシア製のミュージックテープにこの曲が収録されていて驚きました。

インドネシアと日本の曲、お互い共通する心を打つ何かがあるのでしょうか?インドネシアの方が歌う「心の友」がYouTubeにもたくさんアップされていて、なんだかうれしいです。


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