技術士第二次試験。もうひと踏ん張り。
この週末は技術士第二次試験が行われます。
それぞれの立場や経験に基づいて、自分に合った受験対策というものがあると思います。「人がああやっていたから自分も」とか「あの人はあんな勉強の仕方をしていたのに自分は違った」とか、いろいろと周りが気になることもあるかもしれませんが、ここまで来たら、今までの努力を信じて、最後まであきらめずに、試験問題に取り組むだけです。
問題文を見たらあせって回答を始めるのではなく、問題文をよく読んで、問題の背景、テーマ、題意をしっかり理解することが重要だと思います。
私は問題文に下線などを引きながら、場合によっては問題文の重要ポイントを書き出したり要約したりして、問題文で何が指定され、何が求められているのか、しっかり把握することにある程度時間をかけました。
せっかく勉強してきて、問題にこたえられる知識も経験もあるのに、問題の題意から外れてしまったり、問題の指示に従っていなかったりしたために減点されてしまうことはぜひとも避けてください。
そして回答にロジックが成り立っているかどうか、ぜひ、骨子の段階でよく確認してください。各設問の中はもちろん、設問間でも回答に一貫性がなかったり、ロジックが破綻したりしていると、採点者にとっては非常に理解しにくいものになってしまいます。
そのようなロジックの破綻を避けるためにも、まず一通り、複数ある設問の内容も含めて問題文全体を読み込み、全体の回答の方針を組み立ててから論述を始めるほうが、矛盾や無駄な繰り返しを避けるのに効果があると思います。
私は、回答をいきなり書き始めるのは危険だと考え、回答の方針、骨子づくりにある程度時間をかけて簡単なメモを作り、それに沿って回答していくことによって、ずいぶん落ち着いて回答できたかなと思っています。
回答の作り方はさておき、「題意」と「ロジック」を念頭に、最後の最後まで問題と格闘してみてください。
応援しています。