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私の行動パターンを読み切った教習所に救われた免許取得

私は大学生の時に運転免許を取りました。

大学3年生の進級論文、4年生の卒業論文では、野外調査を中心に行う学生にとっては、バイクか自動車の移動手段がないとかなり制約を受けてしまうことになり、とても苦労します。私も大学1年生から2年生にかけて教習所に通い普通免許を取得しました。

大学の生協から申し込むと割引となる自動車学校がいくつかありましたので、その中から弥彦山や角田山を望む、現在の新潟市の西のはずれの方に位置する、水田に囲まれた結構のどかな場所にある自動車学校を選びました。

路上教習が田んぼの中のまっすぐなほとんど車の通らない道で行われるのではないかと予想したのも選択の理由です。(実際には交通量の多い街中の道もかなり走らされました。。。)

大学からはマイクロバスでの送迎がありました。大学からマイクロバスで40分ほどかかったと思います。

はじめのうちは頑張って通っていました。学科も技能教習も順調に進んでいました。しかし、そのうち授業や地質調査が忙しくなり、教習所に通うのも面倒くさくなり、ついつい間が開き始めてしまいました

学生はそうやって挫折していく人が多いのか、そのうち教習所の事務の方から、アパートに電話が来るようになり、「教習の期限内にすべてを終了するには週にこのぐらいのペースで学科と技能教習を終了する必要があります。今から予約をバシバシ入れていくので、その日には必ず来てくださいね」とその後の教習スケジュールを事細かにセッティングしていただきました。

こいつは放っておくと終わらないなと読んでくださった教習所の事務の方には本当に感謝です。おかげで、なんとか期限内に終了することができました。

一日の最後のコマで教習を受けると、大学まで戻る学生は私一人だけの場合もありました。そんな時は教習所もマイクロバスを出すのをやめて、教習所の校長先生自らが帰宅ついでにご自分の車で私をアパートの近くまで送ってくださることがありました。なんだか会話も弾まず、夕暮れの道を30分以上かけて送っていただくのは、ありがたくもありちょっと苦手でもありました。

無事教習所を卒業した後も、今度は運転免許試験場での本試験を受けに行くのをさぼっていました。

するとやはり、教習所の方より電話があり、「間もなく卒業証明書の有効期限が切れますが、免許は取得されましたか」と確認の電話をいただきました。「まだです。期限はいつまでですか?」と答えると、やっぱりなという感じで、「必ずこの日までに試験を受けて合格してください」とくぎを刺されました。

電話のおかげで忘れかけていた期限を思い出し、あわてて試験会場に向ったのを思い出します。ほんとうに期限ギリギリの滑り込みでの受験となってしまい、試験が不合格だった場合、再挑戦のチャンスもないほどでした。試験直前の突貫工事の復習でなんとか合格できてよかったです。

教習所の皆さんにはのんきでめんどうくさがりの学生の行動パターンを読み切ったサポートをしていただき、本当に助かりました。挫折しなくてよかったです。免許は進論でも、卒論でも、入社して赴任した先の南国でもとても役立っています。

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