2024/06/23 悲しいことが重なるのがなぜこの月なのか
親戚、身内と普段そんなに連絡を取り合っていなければ、急な連絡は大抵よくないことだと直感でわかる。
それでも私に連絡をくれた従兄弟は、台風などでこちらの土砂崩れのニュースが入るとその都度心配してくれるので、比較的やりとりはあった方だけど。
でもいつもはLINEでほぼ終わる連絡は、今回に限っては「通話できますか」というものだったから、嫌な予感しかしなかった私はどれだけ長くなるかわからないなと一度トイレに行ってから「大丈夫だよ」と返した。
予測は当たってしまい、彼らの父であり私の叔父にあたる人が今朝亡くなったという話だった。
今後の予定や動きをざっくり話したあと、通話を切る。
叔母さんの体力的にもコンパクトな式にしたし、体調悪かったら全然参せずで大丈夫ですよなんて言われても、
本当の最期であるその式に行かないという選択は私にはなかったので、
支度をしなければ、式に必要な支度と行動スケジュールを確認せねば、と思った。「火葬式」と言われたそれは明後日だったから。
でも、涙と動揺で手が思うように動かず。
まさか5年前に墓じまいでみんなで集まったあの時が最後になるとは。
食事会の席での挨拶で、最後の方は涙をこぼしていた叔父を覚えている。
どうして泣いたのかな、入院しているという現状が辛かったのか、墓じまいするのが寂しかったのか、今となってはもう聞きようもない。
叔父は(この叔父だけじゃないけれど)私が東京で参加したグループ展に何度か来てくれた。1人でふらりと。
気温が高くなりがちが時期にやることが多かったからか、
「次は暑くない時期にしてくれよな~」と言って帰って行った。
そのあとしばらくして私は展示に参加しなくなってしまった。
肺炎であったなら、苦しかったろうなとか、
おばあちゃんと同じ要因で亡くなったのか、とか
お父さんが倒れたと連絡してくれたのはこの叔父で、
時期的にも6/22だったな、とかつらつら思い出し。
なんでどいつもこいつも私の誕生月に死んだり倒れたりするんだよ
と泣きながら怒りというのか、苦々しいとか悔しい気持ちが同時にわあっと沸いて、思考や体の動きを阻害してくる。
喪服を探し、前のりするか当日朝行くか、のスケジュールをいくつか組み、
必要なものを書き出す。
泣いているだけでは何も進まないのだということは、身に染みてよくわかっているので、動揺して文字がうまく書けなくても、何枚かのメモ帳を無駄にしつつ、支度を始めた。
夏向きの喪服はもっていないな。この暑さで裏地のついた衣服を着るのは危ない気がする。
涙を無遠慮に拭っているから明日の自分の目もとはパンパンに腫れあがっていることが確定したな。
天気予報、明日は酷暑を報じていた。
前乗りのために明日の昼間動き回るのはつらいかもしれない。
………
意識があちこちに飛びまくり、支度はスムーズにはいかない。
でも地元友人のアドバイスで心を落ち着けたり、時間をかけることで
何とか持ち物リストと電車の時間の確認を終えることができた。
サポートで日々の制作時間が増えます。どうぞよろしくお願いします