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アメリカでの運転免許取得 その3

運転実技試験当日の話になります。
(ご興味ない方は、遠慮なくスルーしてください🙏)


前回のその2の記事はこちら


車を借りることになった自動車学校は、地元経営の割にはそれなりにシステム化されていて、予約やテスト日が近づいてきた時のリマインダーも自動メールが送信されてきました。インストラクターも迎えの予定時間1時間前には電話で連絡を入れてくれました。

予約時には実技試験日や場所といった基本的な情報しか入力していなかったので、おぼつかない英語で説明できるのか不安でしたが、担当のインストラクターは、某日本大企業にお勤めだった経歴があるとのことで、私の適当な英語にも嫌な顔一つせず優しく対応してくださいました。

声も聞きやすいトーンで、使う言葉や話し方も丁寧。相手にプレッシャーを与えない話し方をされます。試験終了後の帰り道に話を聞いてみたら、心理カウンセラーの経験ありとのこと。納得です。

海外の免許証は持っていて運転経験はあること、ただアメリカに来てからは運転していないことを話した上で、実践練習を開始しました。


実技試験開始時間までに行ったこと

・ 試験で聞かれる基本操作の確認。
ライトをつけるとかワイパーを動かすといったそんな基本の操作ですが、気をつけておいたほうがいいのが名称。カタカナだから英語だと思っていたら、実は英語では違う名称のものもあります。緊急時に点灯するハザードも、ここでは”4-way flashers”と呼んでいました。

・ 自宅近辺の道路を少し走り、運転の感覚を取り戻す。

・ インストラクター指定の練習場所(近隣高校敷地内)へ高速道路に乗って移動。道中気になったところは都度指摘してもらう。

・ 実技試験で確認される中で一番の難関らしき縦列駐車の練習。ポールで囲まれた範囲内に、規定の切り返し回数内(前後各3回)で車が収まれば合格。想像していたより前後の空きに余裕がなく、インストラクターにコツを教えてもらう。

・ 免許試験場(学科試験・仮免許取得時に訪れた運転免許手続きセンターと同じところ)へ移動。移動後、実技試験の流れと試験の時に走る公道を説明を受けながら実際に運転。


いよいよ実技試験開始


試験の予約時間の15分前に指定の場所へ車ごと移動し、試験官が来るのを待ちました。試験官が来たら、Learner’s permitと車の保険、それから同乗してきた人(私の場合はインストラクター)の免許証を提示します。

同乗者はその後下車し、まずは車の基本操作確認から開始。この時点では、私が外国人ということもあってか、違うボタンを間違って押してしまっても聞き取りミスと捉えてくれたようで、試験官は再度指示をしてくれました。

この後、試験官が助手席に座り、試験についての説明を受けました。疑問点があればこの時に質問することができます。それから実際に車を動かします。

試験場敷地内では右折、左折、一時停止標識での走行確認と縦列駐車。その後、公道へ。ルートはインストラクターに事前に教えてもらったものとほぼ同じでしたが、違うルートを指示される可能性もあるので、よくよく指示を聞きながら運転。公道では、右折、左折、一時停止の確認に加えて、Uターンの指示がありました。

うっかり忘れてしまいがちで、ちゃんと確認出来ていないと減点されがちな一時停止時の左右確認等は本番では忘れずに出来ましたが、一つやらかしてしまったのが、片手ハンドル運転。方向指示器のスイッチの先を持つ癖があり、ハンドルから片手が離れている時間が長くなっていたようです。試験官に口頭で指摘されたので、何点減点されたのか心配になりましたが、帰着後そこを再度注意されたものの無事合格。

試験官のサインが入った仮免許証を持ち、交付カウンターへ。写真撮影後、正規免許証をその場で受け取れます。

ちなみに同じ仮免許証で3回までは試験を受けられるようです。3回以上受けて合格できなかった場合には、学科から再度取り直し。。なんでしょうね。

以上、運転免許申請から取得するまでのお話でした。
余談でもう一つの記事へ続きます。