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カレイドスコープのタペストリーがようやくできあがりました

やっと完成したか~という感じです。
カレイドスコープのタペストリー
8月9日に完成しました。
完成品はこちら↓

カレイドスコープのタペストリー

カレイドスコープとは、万華鏡です。
このパターンは万華鏡の模様を
表現しているということですね。
できあがり寸法は
縦111cm×横99.2cmです。

もともとはこれを
縫う予定はありませんでした。
昨年の9月の途中まで私は
日本手芸普及協会の
パッチワークキルト講師資格取得のための
課題に取り組んでいました。
(現在は講師資格取得済みです)
3冊あるテキストの最後の講師科の中に
配色の練習をする課題がありました。
縫わずに生地を貼りつけるだけの課題で
そのひとつにこの
カレイドスコープがあったんです。

それをやっているうちに
縫いたくなってしまったわけです。
私の記録によると
昨年の8月には型紙を製図してました。

カレイドスコープのパターン(型紙)は
もう少し楽なのもあったんですが
どうしてもテキストにあった
このパターンで縫いたくなって
やり始めていたのでした。

不調のまま作業するとこうなる

この完成品は、私としては
それほど気に入ってはいないんです。
もう少し違う生地選びを
想定していたんです。

テキストの課題の提出物では
もっとオレンジ色の部分を多くして
小さな柄の生地もいれながら
あかるく爽やかな感じに
なってました。
縫う作品もそれを
目指していたんですがね。

ところが、いざ縫おうとすると
生地選びが進まない。
生地をあれこれ見ても
考えがまとまらない。
ひとことでいうと
思考停止状態になってました。

そんな中、頼ったのが
紫色、赤、オレンジ、黄色と
変化していくグラデーションの生地でした。
それを使ったのです。

つまり
様々な柄の生地を入れ込んでいくのを
諦めたんですね。
あとから気づいたのですが
妥協せざるを得なかったとう
状況でもあったのでした。

使ったグラデーションの生地そのものは
お気に入りなんです。
とてもきれいなんですよ。
うっすらと細い線も入っているんです。
画像ではわかりませんし
実物も近づかないと見えないくらいに
繊細なラインです。

全体に使っている紺の生地もお気に入り。
これも色にムラがあって
なんともすてきなんですが
画像だとわかりませんね。

お気に入りの生地なのに
縫い始めても、なかなか進まず
何かにストップをかけられているような
変な感覚をずっと味わっていました。

どうやら
これをやろうと決めた頃からもう
あることで体調は悪かったようです。

制作途中で私は
入院や手術を経験してました。
術後医師から聞いた病理検査の結果によると
慢性的に炎症が起こっていたようです。
その影響が出ていたんでしょう。
今年に入ってからは
言葉で表現できない不調と
無気力な状態に悩まされていて
カレイドスコープの面倒な作業に
思うように手をつけられずに
いましたから。

退院後は面白いくらいに作業が進んだ

退院後は体力はおちたものの
体調は良好で
え?体ってこんなに楽だったっけ?
と、思ったくらいです。
何か忘れ物をしたかのような感覚で
久しぶりに味わう体調の良さでした。
今も体調はいいですヨ。

すると面白いくらいに
作業がすすむんです。
このパターンをつなげていく作業は
大変なんですよね。
小さな三角形の角が合うように
気を付けながら
ひたすら三角形だけをつなげていくので。

体調が整うと好きなことは全てが楽しい

でもね、体調がいいとその大変ささえ
面白いんです。
作業が進んでいく感覚も楽しい。
20枚のパターンの並べ方を
あれこれ考えるのも楽しい。

細かな個所は、気になるところが
いくつもあります。
それを見ながら考えるんです。
次に縫う作品は
これこれこういうところは
もっとこんな風に注意しようとか
もっともっと丁寧にきれいに縫えるな
なんていう風に
驚くほどにやたらと前向きになります。

好きなことに打ち込むために健康でいたい

お気に入りのきれいな生地で
完成した作品の出来ばえを
心から喜べるように
これからは(も)
体調の管理をしっかりしていこうと
今回はあらためて思いました。

大好きなことなのに
不調が悪化するほどに縫えず
体調がよくなるとグングン縫えるという
大きな浮き沈みの過程を
縫うことで体験させてくれた
このカレイドスコープのタペストリー

人からどう見えようが
私にとっては大切な作品のひとつと
なりました。


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