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なぜ破格でメモリーアスリート育成プロジェクトを始めたか?

こんばんは。
メモリーアスリートの平田です。

株式会社メモアカでこんなプロジェクトを始めることにしました。

一言で言うと「本気でメモリースポーツの選手を一から育てます」というプロジェクトです。
2024年1月-3月の3か月間で特訓して、入門者を世界ランク100位に育てます。

自分で言うのも何ですが、講師陣も環境も豪華で、破格だと思います。

プロジェクトの詳細は動画で山口選手が語ってくれているので、ここでは「なぜこのプロジェクトをやろうと思ったのか」という僕の思いを書いていきます。


日本においてメモリースポーツはマイナースポーツです。
このままだと、ずっとマイナースポーツだろうなという感覚があります。

近年では世界ランク10位以内に複数の日本人選手が入り、盛り上がっているように見えますが、競技人口や人気の実態はあまり変わっていないようにも思えます。
そして、このままだと、この強さも衰えてしまうという危機感があります。
世界の成長速度はびっくりするくらい速いです。

僕は、メモリースポーツは競技としてかなり面白い競技だなと思うし、他のスポーツ/マインドスポーツと同様のポテンシャルを持っている競技だと感じています。
だからこそ、もっと多くの人に知ってほしいし、知るだけじゃなくてやってほしいし、やるだけじゃなくて継続してほしいなと思います。

僕の理想とする世界は、「メモリーアスリート(メモリースポーツの選手)を中心とした経済圏が確立されている世界」です。
メモリースポーツだけで食べていける選手が複数人存在し、プロリーグを形成していてスポンサーが付き、毎週のように試合が放映され、選手やチームにファンが付き、大会では多くの選手がしのぎを削り、多くの「市民ランナー」が大会に参加して、多くの人が趣味に「メモリースポーツ」と言ってくれる、そんな世界です。

よりメモリースポーツに詳しい人に対して言うと、「メモリーリーグのCompeteが常に光っていて、一瞬で日本人選手と試合ができる状態」が理想です。

囲碁や将棋のようにプロリーグがあり、見る専もいて、文化としても根付いている、そんな競技になることを夢見ています。

メモリースポーツの魅力は様々な場所で語っていますが、簡潔に言うと「体格や環境に関係無くトップを目指せる」「伸びが目に見えやすく、結果が出るまでのフィードバックが速い」「全能感がある」という所だと思います。

ただ残念なことに、「やってみないと楽しさやすごさが正しく伝わらない」という性質があるため、普及が難しい競技だと思っています。

メモリースポーツの経済圏を作るためには、競技人口の増加が必須条件です。競技人口を増やすためには、とにかく「やってみる人」を増やさないといけません。そして、やってみながら、挫折なく成長を実感し「面白いな!」と感じてもらわないといけません。ここまで導くことができたら、あとはおのずと競技にハマってもらえると思います。

大切なことは、まず知ってもらうこと。そして始めたばかりの人が成長を実感できるレベルに達するようスムーズに導くこと、です。

さて、この両方が満たすには「日本語でメモリースポーツに関する情報が発信され続けること」が必要だと思っています。それもなるべく多くの人から。
友達がやっていて面白そう、ちょっと躓いた時に1か月先にやっていた人のブログを読めた、という状況があると、始めやすいし、続けやすいです。

僕はXでよく「メモリースポーツ」と検索しているのですが、そのポストの9割以上が身内です。なんなら半分くらいは自分のような気がします。
僕からの発信では、メモアカからの発信では届く範囲に限りがあります。なるべく多くの人の口から「メモリースポーツ」と発されてほしいのです。

日本語のメモリースポーツに関する情報を増やす手段として、僕は「直接強い選手を育てる。そしてその過程を選手自身に発信してもらう」という方法を考えました。それがこの「メモリーアスリート育成プロジェクト」です。

広めるために、教えるためには強い選手が必要です。でも強い選手は自然発生するわけではないので、直接教えることにしました。
また、初心者の方を歓迎し、成長する過程をリアルタイムで発信してもらうことで、より初心者目線での知見を残せると思っています。

強い選手を育て、憧れになってもらいながら、その選手が強くなる過程を知見として共有し、新たに競技を始める人を増やす。そしてその人も情報を発信することで裾野を広げていく、というスパイラルを期待しています。

この状態を作れるのであれば、破格でも良いと思っています。決して僕らの知識を安売りしているわけではなく、未来への投資だと考えています。だから、僕たちを目いっぱい活用してほしいです。
「こんなチャンスはもう無い」と思われるようにスパイラルを生み続けます。


僕が競技を始めたのは7年半前。当時は日本語でのメモリースポーツの情報がほとんど皆無と言ってよく、人伝えで教えてもらうしかありませんでした。僕に教えてくれたのはメモアカを共同創業した青木さんです。
青木さんから記憶術を教えてもらい、メモリースポーツを教えてもらい、数年が経って同じレベルになりました。

その時、僕は「日本にライバルがいないと自分がもう伸びない」と感じたのです。「自分が強くなるためには、まず自分のライバルとなる存在を作らないといけない」と考えました。だから、選手を育てることにしました。

そして育った選手は何人もおり、その中でも特に刺激を与えてくれた強い選手が小林選手と土屋選手です。
そして実際に彼らの登場によって、自分の記録も伸びていきました。

成長した彼らはコーチとしても活躍し、山口選手や外園選手と言った次世代の強い選手が誕生することになりました。これは良い循環だと思います。

青木→平田→小林/土屋→山口/外園、とバトンが続いています。

ただ、このままではこのバトンが途切れてしまいます。
次は「僕が強くなるため」ではなく、「日本のメモリースポーツ界を底上げするため」に選手を育成しようと思います。
本気で後継者を育成しないと、成長が激しい世界のメモリースポーツの環境から、日本が取り残されてしまうかもしれません。

日本がメモリースポーツ強豪国であるために、そして日本でメジャースポーツにするために、メモリーアスリート育成プロジェクトを始めます。

まだまだ手探りの状態もあり、破格で提供していますが、僕と山口選手を中心に考えたカリキュラムで、週7時間以上の練習時間が確保できれば、初心者から3か月で世界ランク100位は可能だと信じています。

僕はこの育成を試したいです。
長く継続することはもちろん大事だし、尊敬されるべき行動ですが、トップ層に行くためには、短期間での集中トレーニングが効果的だと思います。これは僕もそうだったし、小林選手や山口選手などのメモアカのトップアスリートを見てもそうだと確信しています。

短期間でのまとまった練習時間を取れるのは、多くの場合学生だろうと思っているので、学生を特に推奨してプロジェクトを始めています。もちろん社会人でも誰でもトップに行くのは可能だとは思っていますが。


メモリースポーツは楽しい競技です。
でもやってみないと楽しさが分からないし、ある程度勝たないとメモリーリーグでの楽しさは分かりづらいと思います。

だから、最速で楽しめる位置に行けるまで、全力でサポートします。それが日本におけるメモリースポーツの発展に繋がると思っています。

僕は味方を増やしたいです。「メモリースポーツをやって何になるの?」「どうやって勉強に役立てるの?」「本当に誰でもできるの?」という質問に一緒に答えてくれる仲間を増やしたいです。

このプロジェクトは継続していくことを想定しています。でも、第1回の結果によって変わっていくと思うし、今後ものすごいプロジェクトになっていく予定なので、「1期生」であることの価値はあると思います。チャンスです。

1期生の募集は2023年12月22日(金)まで。
世界ランク100位を目指しましょう。よろしくお願いします。

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