人間関係の濃淡を受け入れる

自分に合わないぞ、、?と思う人にほど、
仲良くなりたい、と近寄っていってしまうタイプ。
私は昔からそうだった。

嫌われてるかも、、?と思った相手から
"距離を取る"という発想がなく、
"嫌われてない"という確証を得たいがために、
無駄に近寄っていってしまう。

でも確証なんて得られるわけもなく、
細かな出来事を拾い集めて、
やっぱり嫌われてるのかも、、と悩む。

どうでもいい人に悩む。
人生のその都度その都度悩んできたものの、振り返るとその時悩んだ人とは今繋がっていない。

そりゃそうやろと多くの人間がきっと思うのだろう。私も書いていて、私あほやなぁと思う。
でも一方で、こうやって客観視できるようになったんやなぁ、えらいなぁ私とも思う。

というのは、
子どもが生まれてからぼちぼち続いてきたママ友付き合いに、最近少し濃淡ができたからだ。


基本はフッ軽ママ(フットワーク軽いママ)に憧れて、誘われたら基本行くスタイルを貫いてきた。
例え相手に第一印象でビビっと"言語化できないモヤリ"を感じていたとしても、仲良くなればいつか消えるだろうと思ってた。
だからお得意の、"相手に嫌われませんようにスタイル"(すごいネーミング)で、無駄に関わってみては"大丈夫だよね…?"と確認する作業を繰り返してきたような気がする。

でも最初に覚えた違和感って、薄くなることはあっても、消えないんやね。

HSPの私にとって1人反省会はもはや日課だが、
モヤリのある人と会った日の1人反省会は、他の比じゃないのよ。笑

これが、なかなか疲れる。


先日、久々にそのモヤリの子と遊んだ。

例によってその夜、反省会が始まる。

私がもっとここでこうしてたら良かったのかな、あそこで私が誘っていたらあの子たちよりも私と遊んでくれたのかな、私の方が仲良くなれたのかな、あそこであんなこと言ったからあの子は私よりあの子を選んだのかな、あの言い方は何か私が思わせちゃったのかな、、、無限

直接会ったら分かるかな、会う約束入れようかな、

最近は1人反省会を旦那に実況中継することが多いのだが(よく付き合ってくれていると思う感謝ですマジで)、
ここまで話した後、旦那に言われた。

「もうママ友付き合い、頑張るフェーズは終わってるんじゃないの?気楽に遊べる仲間が他にいるでしょ?無理する必要なくない?」

頑張るフェーズは終わった。

確かに。たしかにーーー!



だって、私こそ、心のどこかでモヤっていたから、別の子たちと遊んでいたんじゃないか。あの子から誘われると緊張していたじゃないか。
"遊んだ方がいいかな…"なんて、おこがましさレベルMAXじゃないか!!何様!!

そして何より、
相手は、あの子は、なーーーーーんにも思っちゃいない。
いや、思ってるかもしれないけど、そもそもそんな深く考えてないやろ!そもそも私嫌われるようなことしてないし!!

そもそも、そんなことを考えているのが相手にとってド失礼すぎるわ!!!私何様!!!

「無理するくらいなら、疲れちゃうなら、ぼちほぼちの距離感でいいじゃん。向こうは君とただ遊びたかったから遊んだだけなのに、失礼だよ。」


何も言えねぇです、、!(絶句)

するとさらに旦那がこう言った。
「あの子が1センチ刻みの10センチ定規で見ることを、君は0.01刻みの10センチ定規で見てるだけ。あの子も悪くないし、君も悪くないんだよ。」

旦那、、HSPのことよく分かってんなーー!!おい!!さすが私を妻にしただけあるな!!!(笑)

思わず笑ってしまった。

そーなんだよね、誰も悪くないの。
私もあの子のことが嫌いじゃない、きっとあの子も私のこと嫌いじゃない。
でも特別誘って遊ばなくてもいい、無理しなくていい、気が向いたらで。合う合わないがあって当然じゃんか、人間だもの。

そこは頑張るところじゃないんだなって、
多くの人間が当たり前に出来ていることを、ようやく理解して少しずつ出来るようになった、気がしている、2022年5月です。笑


前に読んだ本にも書いてあった。
HSPは、苦手な人にほど近付いてしまう。合わせてしまう。
相手からしたら合うなー!と思うから、さらに近付いてしまって、結果より疲れる。

まぁあれよね、頑張り屋さんというか、真面目なんだろうね。
社会人になった頃から、毎年新年に立てる目標に「大切にしたい人を大切にする!会いたい人に会いに行く!」(裏を返せば、みんなから好かれる必要はなくて、嫌われたっていい、自分を大事にしてくれる人を大事にする)があるんだけど、
なんだかんだ初めて、納得して、自分から一歩進めれたような気がする。

そんな2022年5月です。(2回目)


HSPってめんどくさいけど、自分のトリセツが分かってきてだんだん生きやすくなってくるのも、また楽しいね。前向きに生きます。

ちなみに、やっぱり第一印象の直感なるものは信じるに値する、気がする。
"嫌われてないかな…?"って思ってしまう相手(もちろん大前提として相手は1ミリも悪くないんです、感じる側の問題なんです)は、エンドレス1人反省会になる。

サバサバさっぱりしすぎている人とは、なかなか合わないのかなーとラベリングしたくなるけれども、そんなこともないと思うのよね。
よくSNSでHSPに合わないのはこんな人!みたいなのみるけど、うーん。

結局は自分のことを大事にしてくれているのか、それが行動で分かるのか、な気がする。
別に何か特別なことがして欲しいわけじゃなくて、まだそれはうまく言語化できないけど。

人間関係の濃淡を受け入れられるようになった私は、きっとこれからも、"私を大事にしてくれる私が大事にしたい人たち"と濃い関係を築いていける気がする。新しく出会える気もしている。

そんな、、
2022年5月でした。(3回目)


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