読書だって立派な《Go To トラベル》になりませんかね?

今朝の朝日新聞「声」欄に載っていた投書です。娘さんが本が大好きだという内容なのですが……

さて皆さんは、この投書を読まれてどういう感想を持たれたでしょう?

担任の先生の心配もわからなくはありません。一見するとクラスメートから仲間外れにされているのではないかと疑ってしまいそうな情景でもありますし、やはり学校生活というのは勉強を学ぶだけでなく、社会生活を学ぶところでもあるわけですから、クラスメートとほとんど交わりを持たないようであれば、それはそれで問題だと言えるでしょう。

でも、ここはもう少し長い目で見てあげて欲しいですね。本当にイジメに遭っているのであれば別ですが、文面を見る限りそういうわけでもなさそうです。そのうちクラスメートの中から本に興味を持つ子が現われて、本の感想などを語り合ううちに自然と仲良くなることだって十二分に予想できますから。

ところで、前段の「せっかくキャンプに来たのに」というところに、あたしは引っかかりを感じました。確かに家族で自然豊かなピクニックに来ているのかも知れません。でもこの子はこの子で、本の中でもっと違う世界に旅しているのかも知れません。それこそ、本の世界であれば、外国にだって違う時代にだって旅することが可能です。

となると、本を読むということはちょっとした《Go To トラベル》ではないでしょうか? だったら、本を買うのにもこのキャンペーンを適応してもらうことはできないものでしょうか? 特に大都市では知事の多くが旅行や帰省を控えて欲しいと訴えている現状では、本で旅することは大いに推奨されてもよいのではないかと思うのですが、ダメでしょうか?

http://www.rockfield.net/wp/?p=623

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