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はじめに

 17歳、当時の私は自分の頭では処理できない感情を文章にしたためた。文字に書き起こす事で、全て吐き出し、自分の感情を整理し、今後の振る舞い方や、気持ちの持ち方をその都度検討していた。

 感情を紙に起こす事で自分を客観視するよう努めていたのだ。

 自分を守るのは自分であり、その手段が、誰かに胸の内を打ち明けるわけでもなく、SNSに書き込むわけでもなく、ただただキャンパスノートにペンを走らせる事だった。

 自分で自分を守る方法を見つけていて良かった。

 当時のノートは時が経った今でも、私の軸を形成し、振る舞い方の指標になっている。いつでも私を初心に戻してくれる。

 この散文は、私による、私のための散文。またどこかで迷ったときは、この書き物が私を導いてくれると思う。


木漏れ日


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