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腸内細菌はバランスが大切

腸内細菌は、一般に3種類に大別されます。
簡単に説明すれば、体に良い働きをする「善玉菌」、増えすぎると体に悪さをする「悪玉菌」、善玉菌と悪玉菌のうち優勢な方の見方をする「日和見菌」という3種類です。
コロナ禍、免疫力がクローズアップされ、免疫の7割が腸管免疫によることが話題になりました。ウイルスや細菌が体内に入ってしまうと自然免疫チームが見つけ、ただちに攻撃し、撃退してくれます。免疫力が高い人ほど感染しても無症状、もしくは軽症で済みます。毎日、新聞に載っている感染者はほとんどが無症状か軽症ですから、その人は普通の風邪と変わりませんね。腸内環境が良い状態では、善玉菌2割、日和見菌7割、悪玉菌1割のバランスが大事なのです。善玉菌を増やすためには乳酸菌を飲んだり食べたりすること、と思われていますがNHKスペシャルの番組で、外から取り入れた乳酸菌は定着することができず、「数日で排出される」と驚きの結果が報道されました。

「生きたまま乳酸菌が腸まで届く」フレーズがありますが、乳酸菌やヨーグルトなどの含まれる一般的な乳酸菌は「通過菌」と呼ばれ、定着して増えるこはありません。棲んでいる菌の餌にはなりますが。たとえ生きて届いたとしても、餌になるという宿命なのです。善玉菌でも「体の外からやって来た菌」であれば勝手に棲みつくことはできないのです。又、「人には人の乳酸菌」というフレーズがありますが、一人ひとりの腸内細菌、善玉菌を守り、育てることが大切なのです。生菌でも死菌でもかまいませんが、通常、3000億~1兆個ほどの乳酸菌を摂ると腸内環境が良くなるようです。

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