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笛の楽しみ方 七曜工房

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七曜工房は滋賀大津湖西にある笛工房です。 音の出し易さ、音程の正確さ、操作性を踏まえて, 気軽に楽しめる笛を目指し、本漆で仕上げた竹製や木製の本格的なオリジナル横笛や尺八を 製作… もっと読む
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#管種

1 七曜工房の笛~その5(管種と指孔)  

オリジナル横笛の女竹やジャパンホイッスルでは、highD管からLowD管までの8種類。ノッチフルートではG管からLowA管までの7種類。ウッドホイッスルではhighF管からF管までの5種類。と同じ仲間の笛でもちがう長さのものがたくさんあります。 オーケストラでは、フルート(C管)とピッコロ(C管、D管)。バロック期以前のリコーダーは、ソプラノとテナーがC管、アルトとバスがF管。アイルランド音楽でよく見るのは、アイリッシュフルート(D管)、ティンホイッスル(D管)、ローホイッス

7 笛の二重奏がしたい ~その2

ちがう笛で協和する音を出す 前述の合奏法は、長さのちがう笛で相対ドレミ吹きをした時、同一の音を鳴らす方法です。音を合わせると言った時、同一の音を鳴らすこととは別に協和する音を鳴らすということもあります。 長さのちがう笛で同じ楽譜を吹いた時、音程はずれていてもそれぞれの音が協和して美しく聴こえるということです。ここではどの笛とどの笛が協和するかを見つけます。二つの音が心地よく響く(協和する、ハモる)のは、一番は同一の音程とオクターブのちがいの音程、その次は完全4度と完全5度の

8 ピアノ等の実音楽器と一緒に吹きたい

1 笛を実音吹き(絶対ドレミ吹き)する場合   笛もピアノも同じ調の譜で鳴らします。 2 笛を下からドレミ吹き(相対ドレミ吹き)する場合   例えばD管でF(ヘ)調を吹く場合、合奏の早見表から、   G調で鳴ることがわかるので、一緒に鳴らす実音楽器ピアノは   G(ト)調で鳴らします。   D管は1音高く鳴るので、F(へ)調を吹けば、G(ト)調が鳴ります。 3 笛を下からドレミ吹き(相対ドレミ吹き)する場合  C(ハ)調を吹けばその管の調で鳴るのでピアノは管の調で