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世界最古の笛と考えられているのは、ドイツウルム近郊の洞窟から出てきた骨の笛で3万6千年前のものだそうです。中国の河南省で発見された指穴のあいた骨の笛は紀元前6千年の頃のものらしいです。このように笛の歴史は大変古いのですが、何千年経ったいまでも、管に穴を開けて指でふさいで、いろいろの音を出すという構造は変わりません。 人類は、身近な材料で手軽に作れた笛を吹いて楽しんできました。太古の人が吹く笛と現代の人が吹く笛の音色にちがいはありません。笛の音色は人間の心をとらえつづけています
当工房で製作する笛はほとんどが6孔笛です。 笛の表側に6個の指孔があいています。7音音階笛としては必要最小限の指孔数です。2オクターブ目は1オクターブ目と同じ運指でオーバーブロー(吹き越し、強めに吹く)すると出ます。とても運指が簡単で早く上手に吹ける笛です。 ヨーロッパでは木管楽器の基本は右手中央の指3本と左手中央の指3本が押え指とされていて、指孔数は6孔が基本となっています。6孔笛には、16世紀のルネサンスフルートやファイフ、17世紀のフラジョレット、現代では、ティンホイッ