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雨降り 後期高齢者検診

雨降りの月曜日。
洗濯もせず、ダラダラ。

婆さんは、午後から行く予定の高齢者検診に持っていく問診票を記入している。

食事状況とか、飲んでいる薬の種類など。

薬局でもらった薬詳細の紙を持っていくことにする。


何度も何度も読み返しながら、一つ一つ記入する。


そのうちくたびれて、寝てしまう。

検便もあと一回分足りない。

さて、あと3時間で間に合うかな。



続き。

昼食の前に、所持品、提出物を確認してみると。

あれ!
氏名は書いてあるが、解答欄は3つくらい選択し、その後白紙。

続きも書くんだよ。

質問を読みながら、誘導していく。

1枚終わった。

あら!

まだある。
何枚あるんだよ。

後期高齢者質問票
食生活アンケート
体調確認質問票
連絡先 家族の既往歴
大腸がん検診個人記録票
胸部検診質問票

「周りの人から物忘れがあると言われていますか?」

と、いう質問に対し「いいえ」と答える婆さん。

「あ、お前にだけ言われるわ。」

そうだねえ。

「はい」と「いいえ」の間に🔺の印を勝手に書いて「子どもに言われる」と、書き足した。

こんなのは、一人じゃ書けないね、と婆さん。

去年はどうだったんだろう。

要再検査で大腸の内視鏡も受けたのに。車で30分くらいかかる病院を予約して、自分で車を運転して行ってた。

だけど、その後郵送されてきた検査結果をどこに提出するかはわからなくなってた。


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