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明日は明るいに違いない Ⅴ

  ぶらぶらニューヨーク


夏子はニューヨーク滞在中 朝起きると散歩に出掛けた

(日本じゃ、朝活などほとんどしない人だ。)


先ず早朝のタイムズスクエアへ。


夫にその時の写真をみせると、


先ず出た言葉が、『信じられない』だった。


先ず、ガラーンとしたタイムズスクエアなんて

あり得ない!とのことだ。

そう、夜が明けたばかりのタイムズスクエアは、人がほとんど居ない


夏子が自撮りした写真は人が写り込んでないのだ。


夏子は自画自賛で、レアなタイムズスクエアの写真と豪語していたが、


このコロナ禍ではそう珍しい光景ではないようだ


そう、未だ平和なニューヨークだった。


夏子の夫が、若かりし頃に行ったニューヨークはまだまだ危険だったらしい(32年前(。゚Д゚。)


↑1989年 タイムズスクエア↑

この頃の写真を見てると、アメリカらしい🎵と感じる夏子。


今や、日本車がバンバン走っている。

写真で見ると、日本車あるにはあるが…。


女性が一人で呑気に写真を撮りながら、ゆっくり散歩なんてあり得なかったらしい。


今 このコロナ渦で、又、ニューヨークは安全ではなくなった。(らしい…。)


人によっては、ガランとしたタイムズスクエアなんて何のおもしろみも無いと。


夏子は、これは夜中ならともかく、早朝にビカビカ✴️ネオンがむなしく光っているのが

何だか、滑稽?…?何と言い現したら良いか…

アンバランスな大都会……


うーん、表現はむずかしい。

早朝は、掃除のスタッフと、バスツアーの勧誘の人ぐらいしかいない。

あの着ぐるみを着て、チップを要求する輩は居ない。

これが良いんだな。

       つづく



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