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好きなボカロ曲『ユートピア』(tolucさん)感想メモ

タイトル: ユートピア - 重音テト

作者: toluc / tomao さん

再生数: 3,526
 

https://www.nicovideo.jp/watch/sm42576633


 ゆったりとした曲調。

 チルといったほうが今風なのか。


 はじまりから、強くは主張しないドラムとピアノの音(?)をバックに、重音テトがめちゃくちゃいい声でおだやかに歌う。

 SV の重音テトの調声がものすごく曲に合っている。


 さらにサビに入ると、吹奏楽器も加わってぶわっと視界がひらけていくように広がりが生まれる瞬間が、アニメーションもあいまってものすごくいい。

 本当に大好きな曲。


 しかし弦楽器はストリングスって言い方もすると思うのだけど、吹奏楽器はなんて表現をしたらいいのかがわからない。ブラスバンドだと演奏してる人たちのことになっちゃうのかな。おしゃれな言い方をして通ぶりたい。

 音としてはトランペットあたりなのかなと勝手に思っているが、自信もまったくない。


 toluc さんの曲だと『shed(重音テト)』も『smoky pink(音街ウナ)』も大好きなのだけど、こんなに名曲がいくつもあるのに1万再生の曲が現時点だとないというのがちょっと信じられない。

 再生数はひとつの基準にすぎないとしても、とはいえどこかのタイミングでひょいっと10万再生とか行くんじゃないかと勝手に思っているので、もし行ったら後方腕組みおじさんとしてうんうん頷きながら「ブラボー」って涙を流しつつ拍手をする予定である。


 聴き直してて、自分はサビの「アイスクリーム」の言い方がものすごく好きなんだなということと、歌詞(というよりは言葉選び)がものすごく曲に溶け込んでいるんじゃないかということに気がつく。

 聴いていて、曲から浮き出てしまうところがまったくないというか。言葉の意味がスッと入ってくる、勝手に連想されるというわけでもないんだけど、空疎でもない。ただ言葉と曲とが一体化して流れ込んでくるような感覚。

 そのあたりもとてもふしぎな曲。何回も聴いてしまう。大好き。