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清々しく、軽やかに

プール通いを始めてどれくらいだろう。もう2ヶ月くらいはたったんだろうか。

いまだに息継ぎができない。

25メートル1本を泳ぐ間に、4〜5回は足をつく。息継ぎをしようとすれば決まって沈むし、もう半ば諦めている。

周りを見ると、同じ生物か?と思うくらいに、みな軽やかに延々と泳いでいる。私も頭の中では、ああいう感じに泳いでいるはずなんだけど、イメージトレーニングだけは立派にできているんだけど、いざ床を蹴って泳ぎ始めると、途端に体が重くなって呼吸がつらくなって、ガパパと半ば溺れかけながら顔を上げる。

ただ、これは私の体力不足の面も大きく影響している。というのも、ビート板をもってしても、25メートルを泳ぎきるのがかなりきついのだ。死に物狂いで、最後の方は重たい足を水中でひきづるように進む。

ずいぶんとみっともないな、と思う。もっと軽やかにいきたいのに。「こんなのなんでもありませんよ」というように、ぐるんとターンをしてみたいのに。たぶん、その域に達するには、日々の地道な鍛錬が必要なのだろう。みっともない姿を脱却して、清々しく軽やかに泳ぐためには、みっともない期間は避けられないらしい。

プール終わりのサウナとビールがあるから、まだ頑張れるけど。

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