ボジョレーヌーボのようなクセのないつぶやき

お酒が好きで、特にビール、赤ワイン、焼酎あたりは水のように飲める。特に赤ワインは、重たいやつがいい。飲んでズシンとくる感じが、心地よいのだ。私がお酒に求める快感はそこにある。

だから、ボジョレーヌーボは、わりとあっさりとしているので、特段感動した覚えはない。毎年昨年の美味しさをうわまわるコピーに沸き立つが、私にとっては、クセのない、ただただ飲みやすいワインだ。

ブログを書くようになって、シーソーゲームのように、Twitterでのつぶやきが減った。小さいあぶくのようにプクプクと吐き出していたものを、一度飲み込んで腹にためるクセができた。

…まあ、じゃあここに書いてるのは、つまりげっぷか?なんて汚い話になるのでこれ以上は語らない。

生まれては消えてく小さなあぶくを、ひとつ飲みごたえのあるものにできてはいるのだろうか。正直、少しは達成できているように思う。

飲みやすい、クセのない小さな読み物もいいけれど、喉に引っかかってしまいそうな、それでいて飲みごたえのある読み物もいい。醸成した何年ものを作っていく。そう考えると歳を重ねていくのも心地がよいものじゃないか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?