自意識は万病のもと。

今朝、家を出る間際、テレビに出演していた俳優の塩見三省が「病気になってからは自分のことばかり考えてしまって」と言っていて、その言葉がなんとなくずっと耳に残っていた。その後すぐに消して出てしまったから、それをいい意味で言ったのか悪い意味で言ったのかは分からないのだけど。

本日公開された2本の記事、おかげさまでたくさんのひとによんでもらえている(らしい)。

「ヤラれ女になるな! 婚活成功の決め手は“男性は性的メリットを優先する”「ちんころじ~」にあり!【前編】 | ダ・ヴィンチニュース 」
http://ddnavi.com/news/288589/

「男が好きな女の魅力は「グラビア」を参考にすべし!“ちんころじ~”で無駄恋愛を撲滅!【後編】 | ダ・ヴィンチニュース」
http://ddnavi.com/news/288675/a/

ちょっとタイトルが過激だけど、内容は仁科先生のかなりドライで論理的なメソッドをたくさん盛り込んでいて、ウェットになって自分の首をしめがちな悩める女性みんなに読んでもらいたい。

一部抜粋。

――結婚がしたいあまり焦ってしまうのでしょうか。
仁科 もちろん焦りというのもあるとは思うんですけど、その不安とか不満をつきつめていくと、お友達や同僚が結婚したなどといった原因が現れてくる。要は、自分の女子カーストが下がってしまうことが許せないんですよね。結婚のように相手があることは、自分の都合だけでは、どうにもならないんですけど。

仁科先生の話を聞きながら、自分のことにばかり意識が向きがちの人間は、結局のところ自分を「評価対象」であることを強く意識しているように思えた。国語の読解問題のように、みんながそれを読み、一生懸命考え、正解を探してくれることが当たり前のように。

頭の中が自分のことばかりだと、「分かってもらう」という視点で何ごとも考えがちだ。そして、一番自分のことを考えてるのは自分自身で、自分以上の理解者が現れないことに嘆く。

なんと、不健康な思考だろう。何よりも、自分自身が一番つらいのだ。

自分のことばかり考えること、これこそ万病のもとなのではないだろうか。文脈も知らずに塩見氏の言葉を拝借するのも恐縮だが、「自分のことばかり考えていたら病気になってしまって」、そんなひとがたくさんいるような気がした。

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