ハイレゾーン

レコードやカセットテープ、CDからMD、MP3プレーヤーを通ってきたおじさんからすれば今が確実に一番いい音で音楽を楽しめる時代なので本当にありがたい。まだそれほど耳が悪くなってなくてよかった。

いい音質イコールいい音楽体験とは言わない。生で体感することが最上の音楽体験とも思わない。それぞれの人が最も心や体を揺さぶられた時が良い音楽体験だと思う。綺麗事風だけど確信を持ってそう思う。

とはいえ、いい音質で聴くのが気持ちいい僕みたいな人間がいるのも事実で、そういう人間にはありがたい時代が来ている。

そういえば音楽に関してはそんなに過去のものが優れているとも言えない気がする。レコードはアナログな音や聴くまでの体験に独自性があって懐古主義的に楽しむのは否定しない。でも例えばフィルムは少し前のビデオ映像と比べても圧倒的に情報量もあったりしてデータとしても優れているんだけど、音楽はそれほどでもないというかここで何で音楽を貶めているのか全くわからなくなってきた。

要は今が一番ありがたいという話。サブスクやスマホの普及で音楽へのアクセスも簡単になってるし。

懐古するほどいい体験をしていないおっさんの戯言だと流してほしい。

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