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オジ日記vol.8-ミロ展と大波乱の7月の話-

こんにちは〜OJIYAです。

もう8月なんですけどね。リターンして7月いきましょうね。

まずは目次〜

1.7月のリスト
2.ドタバタの生活と就職の話
3.美術館の話

こんな感じでゆるく始めます


1.7月のリスト

お出かけ
・ミロ展に行く
・豊田市美術館に行く
・タイポグラフィ展、装丁デザインの展示会に行く

見た映画
・かごめ食堂
・THEアンタッチャブル(表記は英語)

読んだ本
・マネ 生涯と作品
・レイアウトデザインの基本
・伝わるデザインの教科書

出来事とか
・課題でドタバタした生活
・内定頂きました。
・ミッケと知育菓子で賢くなる
・ガルボのブルーベリーヨーグルト味が美味しすぎる
・一度出した郵便を取り戻すために奮闘する


2.ドタバタな生活と就活の話


忙しかった………..ッ

こんなこと言いたくないんです。
忙しいなんて…!!!

忙しいって外部から来る要因を自分がどこまで捌けるかで感覚が変わるものだと思っています。

あくまで持論ですが…

課題やイベントの数や量、他人との接触が増えるほど忙しい要因は加算されるものです。ある程度の量は自分が怠けずに行えばスケジュール通りに進みます。でも怠けたらのちのちに余裕がなくなります。ツケってやつですね。

だいたいは自分の力量でなんとかなるんですが、課題に就活、コンペティションとスケジュールがキツキツになりまして…もう零れても拭けない状態になりました。

そういうときにどうするか。

睡眠を削ります。

しょうがないよね。

ベッドで4日ぶりに寝たときはちょっと涙が出ました笑

睡眠を削りハイになった代わりに作品は全て手抜きなしで制作しました。(ちょっと心残りの作品がありますが…しっかりブラッシュアップしました!)

おかげですごく良いものができました。

何個作ったんだろうな…ポスター作ったり、雑誌作ったり、ブランド立ち上げたりしました。

水彩してみたり
提出当日にzine作ったり

こんな感じです。

あとは作品を紹介するnoteで詳しく話そうかなーと思います。

おまけに選考試験の結果待ちだったので心労も激ヤバでした。よく体調も崩さずに粘りましたよね….。

ちなみに無事に内定を頂きました。
デザイナーになります。

デザイナーになれます!!!!!!!

高校時代にとあるきっかけでデザイナーになりたい!!と思い、実際に専門学校に入って勉強して、きっかけになった場所で社員となって働くことになりました。

すごい運命ですよね。
いつもご縁の力を感じています。大体は中学時代に一人の時間潰しで絵を描いていたことが全ての元凶です。陰キャでよかったな〜と思います。

諦めないでよかったと思うばかりです。
でもここからが大事!ここからがスタート!

多分大変だと思います。叶えたい夢があって入社しました。

地道にがんばります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(折れるたびに美味しいもの食べます)


3.美術館の話

それを見て何を思ったとか覚えて無さすぎる。
写真多めニュアンスいっぱいにしゃべります。

激忙しい前後に美術館に行きました。

一つ目

「ミロ展-日本を夢見て-」


パシャリ

終わる前日に滑り込みました。
そういえば6月も忙しなく…次の日はバイトでこの日しかない!!!みたいな感じでした。

この展示で見れるのはジュリアン・ミロという現代スペインを代表する画家です。
シュルレアリスムの巨匠とも言われています。

画家といっても絵画から彫刻、版画、陶器など幅広く創作活動をしていた方で独創的でありながらそれらがどんどん可愛く見えてくる(ここは私の感想です笑)、そんな魅力のある作品を多く残しています。

副題にある「日本を夢見て」はミロが大の日本好きであることです。
ミロが幼少期の頃にジャポニズムが海外で流行し、特にミロは日本の文化に憧れたそうです。創作活動からは日本の文化への理解が多く見られます。

例えばこの作品

アンリク・クリストフル・リカルの肖像

ミロの親友の肖像画だそうです。
黄色に混ざる鮮やかな色彩を黒で収まり良く締めています。
そこまではいいのですが、背景はなんと浮世絵の実物をベッタリ貼り付けています。

遠くから見たらあまりわからないのですが近くに謎の浮世絵が単体で飾られており、「なんでだ…?」と思っていたら絵画の中に同じものが!!!なんで!?!?!

この謎について説明があったような気がするのですが、メモになかったので残念ながらわからないままです。

ただ日本が好きなんだなーということだけは確実にわかります。
繊細な浮世絵とどっしりと構える男性とその画風が対極的で、なんだか面白いコラボレーションです。

ミロだけではなく肖像画の親友も日本が好きだったのかなあと思います。

ジャポニズムを感じる作品をもう一つ紹介

「花と蝶」

すごく精密な作品だったことを覚えています。色々な画風があるんですよね。
ただ枝がとても非現実的でした。花や葉っぱ、花瓶がそこにあるのに対して、枝は明らかに人の手によって生まれるしかない形をしています。

この作品には「落花枝に かへると見れば 胡蝶かな」という荒木田守武の俳句が元になっているらしいです。(確か…)

花弁が枝へと戻っていく、それをよく見たら蝶々だった….という情景を詠んだ俳句だそうです。

俳句にも理解があるとは、ミロは相当な日本好きだとわかりますよね。

すらりと伸びた花と枝から日本の生花の文化も感じる作品でした。

この作品以降、ミロは精密で写実的な絵画を制作しなかったらしいです。
ではどんな作品を描いていたのか?と言いますと

絵画(カタツムリ、女、花、星)

写真があまり無かったので、この作品はこのような作風を本格的に始めてから少し経過したものです。

赤や茶のモノトーンの背景に細い線を慎重に引いた絵画を多く制作していました。

初期の頃に「ベイプを吸う男」という作品があります。ここからシュルレアリスムの画風に変わっていきます。

ミロのこのような画風の作品を「夢の絵画」と呼んだそうです!
夢の絵画ってどこからそんなネーミングが、、と思ったのですが、おおらかな曲線で描かれる写実性を失い様々な形と色に変化したモチーフを見ていると、「夢」という言葉が腑に落ちたような気がしました。

これらの作品を見ていると、なんでこんな形に?どうしてそんな色を?と理解がおいつかいないことが多々あるのですがジーッと見ているとだんだん可愛く見えてくるのが不思議でした。

他にも色々な作品を見ました!
段々と陶器の作品やタペストリーなども制作しておりミロの創作活動の熱量や幅広さを感じられました。

日本への憧れを持ち続けたミロは日本の方と出会い、作品を日本で展示し、ついに来日に至るまでになりました。

思い続ける気持ちも大事なんだな〜とまた違った部分で学んだりしました。
会期ギリギリに飛び込んでよかった!!楽しかったです!!

あとは愛知県美術館の常設展も見てきました。
なかなかに面白かったのでまたどこかの機会に紹介したいなと思います!


二つ目

豊田市美術館「交歓するモダン-機能と装飾のポリフォニー-」

豊田市美術館が好きすぎる
今年二回目の豊田市美術館です。

今回の展示は絵画ではなく立体物!!
絵画メインの展示ばかり行くのでチェアやデスク、洋服など美術品よりは製品寄りの展示は初めてです。

この通り、立体物への造詣が深いわけではないので全体的に「おーよくわからないけどなんかすごい!」の連続でした。申し訳ない。

今回もここから入場
相変わらずシンプルで洋風なチケット
椅子とか

すごく昔の椅子
今の時代の椅子って多くのものは皮が巻き込まれているのに対して、この時代の椅子は釘で直打ちです。

この頃はそれが普通だったのかもしれないけれど今見ると変わったデザイン性に見えるのが不思議。
色もアンティーク調でヨーロッパの雰囲気がまたいいです。

でも座ったら痛そう….笑
座るのも我慢なのかな、とかいう想像をして鑑賞してました。

いろんなテキスタイルデザイン

これ全部手書きなのががすごい。
PCでデザインをする身なのでこの時代のテキスタイルデザインに従事していた方々の能力やセンスに驚きと感動です。

写真はないのですがこの柄から洋服が出来上がります。

陶器まで

どれも日常的に使われる製品なのですが、そこには「デザイン性」が存在しており使いやすさは二の次?みたいな作品も多くありました。

一体どこに座るんだ、みたいな椅子とかね。

どちらかといえば使うよりも美術品として鑑賞するものによっていたかもしれません。ですが絵画と違い、完全な鑑賞品ではないんです。

そのチグハグさがまた面白かった!

裏の目的でモダンを調べに行ったのですが、時代によってモダンがありすぎて結局モダンとはなんぞ?のまま帰ってきてしまいました。

モダンってなんなんですかね…?

初めて立体物多めの展示に足を運んで見て、一割も私は理解できたのだろうかと思いますが新しい物事に触れて良い刺激を受けました。行ってよかったです!!


タイポグラフィー展と装丁の展示のお話もしようと思ったのですが長くなりそうなのでまた今度….。



これで7月のまとめ日記を終わります!
生き抜いた先の夏休みを満喫していきます

最後に地面を向いて歩くタイプにも優しい看板の写真をあげておきます。

すごく青白い。発想がすごいよね

それでは〜

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