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フォトバッシュについて

★イラストを描く時に写真を加工して使ってはいけない理由ですが…
 特にない・・・。 自分的には、写真でも3Dでも特に使って問題ないと思います。 はい、結論「自由に使え」ですね。
 今回はフォトバッシュを使っていいのだろうか?と悩んだり、フォトバッシュって結局何?どうやってやるの?と言う方向けに書いて見ます。

★フォトバッシュを使う不安
 フォトバッシュを使う時に出てくる不安を下記に書くと、
「使ったデータが間違えて著作権に引っかかったりしないだろうか?」
「使った事がバレて何か他の人に言われたりしないだろうか?」
「使って自分の絵に合わせられるのだろうか?」
「そもそも使えないんですけど…。」
こんな感じだと思います。 そしてこの結論を↓に書くと
「使ったデータが間違えて著作権に引っかかったりしないだろうか?」
→著作権の勉強をして、引っかからないと思う物を使おう。
「使った事がバレて何か言われたりしないだろうか?」
→むしろ常識ある人は言って来ないので、言ってくる人は出来る限り関わらないように線引きするメアスになる。見知った人が行ってきた場合はしっかりと理由がある事が多いので、聞いてみると更に良い考えを教えて貰える可能性がある。
「使って自分の絵に合わせられるのだろうか?」
→合わせられるかどうかというか…合わせろです。
「そもそも使えないんですけど…。」
→頑張ろう!

★結局フォトバッシュって何?
 フォトが写真だとしたら、バッシュは叩きつける。
つまり写真を自分の絵に叩きつけることです。はい、以上です。
と、終わらせると「まてまて」と声をかけられそうなので、もう少し話しますね。
 フォトバッシュは、自分のイラストに写真の情報を馴染ませ落とし込む作業という感じです。これを、質感のみの情報を使えば「テクスチャー」と言う事になると思いますし、写真を切り取ってそのまま貼り付ければ「コラージュ画法」になります。ついでに、限りなく薄くした写真のデータを重ねる方法を名前は知りませんが、「グレーズ画法」と自分は読んでいます。
 つまり、私の意見としては、フォトバッシュが「何か」とか「正しいかどうか」はどうでも良くて、どの様に使うと面白いイラストが出来るのかを考えて行って貰えればと言う事です。

★フォトバッシュやり方
 フォトバッシュのやり方と書きましたが、どちらかと言うとどうやったら、適当でも上手く行くか?くらいの物を描きます。
・1、基本的に写真は情報量が多いので、情報を減らして使う。情報を減らす方法はボカスではなく「シャープにする」です。慣れていない方で、取り合えずボカシを入れている人がいますが、逆にシャープにすると、コントラストが強くなりラインが出て情報が減ります。慣れている人でボカシを利用している人はぼかし方自体が違いますので、「ぼかし」と「シャープ」色々試してみるのをお勧めします。
・2、フォトバッシュはあくまで下地、その上から9割程度塗りつぶします。アニメ塗りの人なら線画と色を塗り加えます。最初はフォトバッシュしたらその上から全てトレスすると思ってやってみてください。一番簡単な方法だと思います。1年もするとフォトバッシュしなくても時間かければ同じくらいの物が描けるようになるので、そうなれば嫌でもフォトバッシュした所が浮かなくなります。
・3、フォトバッシュをすると「自分の描きたいものと全く同じように出来ないからダメ」だとか「イメージが変わるからダメ」と言う人もいますが、加工技術さえ上がれば普通にどちらも出来ます。出来るようになるまでまわりの視線を気にしない事も大切ですかね。

★おすすめの方法
 検索しても出てこないので自分はこれをイラストバッシュと呼んでいる方法です。
 簡単に言うと過去絵を今の絵にバッシュするという事です。
自分の過去絵なので、嫌でも自分の絵と合います。絵の質が変わっていても、上記で言ったように上から8割は塗り直すので問題ありません。
・基本的には、過去絵を背景、よく使う部品・効果の三つに分けてデータを作っておき、用途に合わせてバッシュできるようするだけです。
・また、キャラクターのラフ等ですが、キャラクターのポーズを沢山描いていれば被っていきませんか?ラフを描いた後に、過去の似たポーズをしているキャラを手、足等で切取りして軽く調整して下地にすることも出来ます。
 今回は簡単に書きましたが、この方法を更に、ほとんどの人が「フォトバッシュをしているように見える」と言う感じで加工・修正行う事をイラストバッシュと自分は呼んでいます。

 結論として、
よくフォトバッシュやテクスチャー等もそうですが、加工処理だけが優先して上手くなってしまうから良くないという人もいます。
イラストの技術が・「テーマや空間」×「ディティールやデザイン」×「加工や処理」=画力と言うのであれば、加工処理を優先して上手くなったとしても何も問題無いとおもいます。どうせ掛算方式で画力が上がるので、満足できなければ、勝手に他の勉強もするでしょうし…。

 ということで、フォトバッシュの事を画かせて頂きました。
ちなみに、私は趣味で絵を描く程度の猫と言う事をお忘れなく。以前美大の人にデッサンとドロイングの違いを聞いて、認識の違いが驚く程沢山あるくらいに偏った知識だったりしますので・・・。偏り過ぎてて逆に面白いと絶賛されたので良しとしていますがね! という事で御後がよろしいようで、ここらで終わらさせて頂きます。


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