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INFP・HSP傾向の私が「力を発揮できる条件」とは何かを考える。

こんにちは。いわゆるINFP、HSP傾向のあるりさと申します。このnoteでは、私が「雇われずに自分の力で稼ぐ」を目標に、考えたり、実行したりしたことを備忘録的に書いていこうとしています。

今回のお題は、「INFP・HSP傾向の私が力を発揮できる条件」です。

前回お話しした通り、20世紀後半の社会はINFPやHSP傾向のある人間にとって割としんどい社会構造になっている節があるのですが、そのしんどさをうまく回避してサバイブするために必要なことを具体的に挙げたいと思います。

前回「適職」に関することを書いてみて、INFP・HSP傾向のある人がその特性(力)を過不足なく発揮出来たら、いろんなことはおのずとうまくいく、だから「職業」についてあまり深く考えなくてもいいんじゃないか、という主旨のことを書きました。

それでは、INFP・HSP傾向のある私のようなタイプが「力=特性を過不足なく発揮できる条件」とは何なのか、具体化してみたいと思い、この記事を書きます。



注意事項としての前書き

MBTIタイプ論からのINFP、HSP自己測定上のHSPは、私の性格のすべてを表しているものではありません。INFP、HSPにもさまざまなタイプ、濃さがありますので、結局私は私です。『INFP、HSPの傾向がある』くらいに捉えていただくのが良いと思います。また、MBTIタイプ論もHSP測定も言っていますが、それは人にレッテルを張るものではなく、私という人間の一番わかりにくく私としても説明しにくい部分を分かりやすくシェアできる可能性が高い定義として使わせていただいています。

1.「特性を過不足なく発揮できる条件」とは

ずばり、心身が整っていること。

心身が整っていることが何よりの条件なのではないか、と私は思います。こんな一言で終わっちゃうのと思いきや、「心身が整っている状態」を保つのは、コツをつかまないととても難しいことだと私は感じます。

「心身が整っている状態」をもう少し掘り下げると

・身体(一部でも)不調が出ていない
・疲れが残っていない
・必要な時に自分で気持ちを切り替えて行動できる
・心に不安ごと/認知の歪みなどが少ない(0はありえないと思いますが)
・生活リズムが安定している(夜寝て朝起きれる、適度に食事を摂れる、衛生管理ができているなど)

他にも挙げればいろいろとあると思いますが、ざっくりと言えば「清潔にして時間に遅れず友だちと笑顔で会える生活をしているか」が指標になる気がします。

実際、私はこれらを整えるのがすごく難しいし、全部総崩れだったときはやはり友だちにも会えませんでした。清潔にすることも難しく、また会いに行く計画を立てるのも難しかったです。

また、私は10代、20代のころ、上記のことはできていて「私の心身は整っている」と思っていましたが、今思えば人と接するときは相当な無理をしていたし、境界性パーソナリティー障害の症状も出ていたと思います。それでも「整っている」と思っていたのは、私に無駄に体力があり、無理や浮き沈みも体力でカバーできてしまっていたからでした(丈夫に生んでもらったことは本当に感謝しています)。

よく、
・適切な睡眠をとる
・適切な食事をとる
・適切な運動をする
ができるだけで生活の質が向上する、なんて聞きますが、本当にそうだと思うし、それを生活の中で確保するのが私のような気質だと難しいと感じます。

なぜ、難しいと感じるのか、それにもいくつか理由があると思います。

私が難しいと感じたときの理由

・心身に変化があるときは生活バランスを崩しがち
・凹むことがあるとそれに気を取られて時間が経過してしまう
・社会で必要とされる役割を演じているときと素の自分の肉体の使い方が違い、スイッチが難しいのと混乱が生じる
・ストレスが大きくて自分の生活を客観視できない(できないから改善も出来ない)
などかなあと思います。

つまり、この「心身が整っている状態」を妨げる項目を少しでも減らす、分かる/できる範囲で解決できるものはしていくことが必要になると思います。

川の流れと一緒で、生き物は元々スムーズに流れるようにできているというのが私の持論ですが、なぜスムーズにならないかというと、意識的無意識的に関わらず、そのスムーズな流れを妨げているものがあるからです。

それに気づき、解消していくことが大切かなとは思います。


2.その状態に必要なこととは

スムーズな流れを妨げるものを可能な限り解消していく

「心身が整っている状態」であるためには、1の最後でも挙げた「スムーズな流れを妨げるもの、ストレスとなるものを可能な限り解消していく」ことが必要になると思います。

私の場合は、その「スムーズな流れを妨げるもの」とは何なのか、それが解消される条件とは何なのかをできる限り考えてみました。

余談ですが、私の場合「そんな条件は実現しない…」と、自分が希望する生活の仕方を諦めがちな思考回路をしていました。ですが、理想の生活を考えるのも条件を出してみるのも自由だと思いなおしました。実現しなくてもとりあえず挙げるだけで道が見えてくるかもしれない、という感じです。

「スムーズな流れを妨げるもの」とは何なのか

私の例で恐縮ですが、少し以前に私が考えたことを例として書いてみます。
・一部社員をえこひいき、パワハラする上司からのストレス
・4人以上の方と1日8時間週5日労働
・内1人の方ととても相性が悪い
・自分の生活を世の理想像にしたいという過度な期待
・期待のために頭がオーバーヒート状態
・期待に沿えない自分への失望
こんな感じでしょうか。

前者3つは会社に関することなので、この会社は昨年で辞めています。その後も辞める方が続出したので環境が悪かった上に改善もしていないということで、すぐ見切りをつけてよかったなと思いました。

後者3つは自分に対する過度な期待からくる悪循環ですね。これも最近やっとやめられるようになってきました。この辺は「まぁどっちでもいいや~」くらいの気持ちになれるのが最強だと感じています。しかし、この過度な期待は私の癖なのでまた出てくるとは思います。仕方ないのでその都度対処したいと思います。

上記のことが少しずつ解消されるにつれて、私の生活リズムは安定していました。それ以前は睡眠時間もバラバラだし、休みは朝どころか一日本当に起きれないという状態でしたから。

最近はこの夏少し頑張りすぎてしまったのと暑さのためか、胃腸が弱っているのがとてもよく分かるので、9月にもらえる休みを大切にして、無理なことしないでのんびり楽に過ごそうと思っています。

そして、今後も上記の「流れを妨げるもの」にはできる限り関わらないようにしながら生計を立てたいと思っています。と言っても、私が今まで築いてきた価値観からは「妨げるものには関わらない」生計の立て方がどういうものか、しっかり考えないと楽には想像できません。身の回りでそういう生活をしている人がいなかったからです。

だからこそ、すぐに実現できなくても、「妨げるものには関わらない」生活を実現するためにはどうしたらいいか、次の項目で書こうと思います。

3.その生活を実現するためには

「妨げるものには関わらない」生活を実現するためにはどうしたらいいか、3つのステップで考えてみたいと思います。

A.今流れを妨げているものは何か、具体的に言語化する
B.妨げているものがあれば、どうやったら解消できるか例を考えてみる
C.解消出来たらどんな生活にしたいか、具体的に言語化する

私に必要なのは、上記のA~Cかなと思いました。これが皆さんに当てはまるかは分かりません。10代の頃の私でしたら、「これを毎日考えているのが普通」だったので、わざわざこんな「3ステップ」と称さなくてもやっていたかもしれません。

ですがこれをしなくなった20代を過ぎた私だと、改めてこのステップが必要だということで書き出す必要がありました。

そして、少し人生経験を重ねた自分では、特にBで解消方法の手数が増えたと思います。以前の自分でしたら解消方法を広げることもイメージできなかったと思います。

それはさておき、私の事例を上記の3ステップに当てはめてみましょう。

A.今流れを妨げているものは何か、具体的に言語化する
・一部社員をえこひいき、パワハラする上司からのストレス
・4人以上の方と1日8時間週5日労働
・内1人の方ととても相性が悪い
・自分の生活を世の理想像にしたいという過度な期待
・期待のために頭がオーバーヒート状態
・期待に沿えない自分への失望

B.妨げているものがあれば、どうやったら解消できるか例を考えてみる
・一部社員をえこひいき、パワハラする上司からのストレス
・4人以上の方と1日8時間週5日労働
・内1人の方ととても相性が悪い
  →会社辞める(貯金あり、実家暮らし、失業手当もらえるを加味して)

・4人以上の方と1日8時間週5日労働
  →特にこれについては、次の仕事もこの条件になるものはなるべく避ける、避けるためにはどう働いたらいいかも改めて考える

・自分の生活を世の理想像にしたいという過度な期待
・期待のために頭がオーバーヒート状態
・期待に沿えない自分への失望
  →いったん期待するのをやめる
  (生涯やめるわけではなく、自分の状態が落ち着くまではお休み期間と位置付ける)

C.解消出来たらどんな生活にしたいか、具体的に言語化する
・朝ごはんにサラダと鯖缶を食べる習慣に戻したい
・朝ストレッチと散歩をできるようになりたい
・食事の運営を効率化したい(栄養バランスと節約)
・雇われずに働けるようになるための下準備をしたい

ここで、私に大切だと念を押しておきたいことは、特にBで「解消できなさそうなんだけど…」という内容が出てくるとき、「出来ないから仕方ない…」と放置しないことです。

例えば私の例で、「一部社員をえこひいき、パワハラする上司からのストレス」の解消法で「会社を今やめることはできない…」という状況だったら、このストレスが続いてしまいます。

「仕方ない…」と割り切れるのならいいのですが、おそらく割り切れないから言語化されていると思います。そういったときは「会社を辞める」という結論に飛躍しないで、「誰かに相談する」を間に入れてみるなど、別の選択肢はないか検討するのはとても大切ですよね。

私が以前カウンセリングを受けたとき、「人が思い悩むのは、選択肢が与えられないときだ」と聞きました。私は本当にその通りだと思いました。なので、悩んだら「ほかの選択肢はないか?」と考えるようになり、解決のための手数が増えた気がします。もしくは「選択肢を広げるために誰に相談したらいいか?」を考えるようになりました。

また話が逸れますが、私は相談することがとても苦手でした。理由は3つあって、ひとつは自分の悩んでいる状況を理解してもらいやすく相手に伝えることができなかったこと、ふたつは人に話すより自分で解決した方がいい結果が出やすかった(特に10代)ことで「相談しない方がいい」バイアスが自分にできてしまったこと、みっつめは適切な相談相手を探すのが下手だし見つからないという思い込みも激しかったのです。

もうすこし私の気質に近い方が相談しやすい環境ができたらいいなあとは思います。もしくはもうそういうコミュニティなどがあると思うのですが、私はたどり着けていません…もしよい情報ありましたら教えていただけたらうれしいです。


そんなわけで、「特性を過不足なく発揮できる状態」とは「心身が整っている状態」であり、その状態をつくるのに「自分の流れを妨げるもの」を解消して、良い生活リズムとバランスをつくっていく必要性を書いてみました。

私も全然道半ばです。これからもっと加速できる基盤をつくれたらと思います。

また、私個人の経験をもとに書いておりますので、参考になる部分ならない部分とあると思いますが、あくまで一例としてお読みいただければ幸いです。

それから、今回「特性を過不足なく発揮できる条件」について書きましたが、INFP・HSP傾向のある私の「特性を過不足なく発揮できる状態」とは具体的にどんな状態かも書きたいと思います。

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