いつのまにか、追い越されていた。
昨日のことです。
近所のドラッグストアに行ったら、
”あつまれどうぶつの森”のポケットティッシュが割引になっていた。
「いいんじゃない。」と反射的に買い物カゴに入れそうになって
やめた。
子供が小さい頃、
ティッシュや、歯磨きコップや、学校のものも
キャラクターがついたものを選んでいた。
喜ぶだろうなって思って買っていた。
でも最近うちの子は、
キャラクターじゃなくてもいいらしい。
何なら、キャラクターは嫌らしい。
ハンカチも無印のハンカチタオルだし、ティッシュだってシンプルなやつだし、筆箱も鉛筆も、
前みたいにキャラクターものに喜ばなくなった。
ああ。いつのまにか、そういう年になったんだなぁ。って思った。
親だけがいつまでも
小さい頃のまんまで
我が子を心の中に留めておきたいんだろうなって思った。
手を繋いできたり
寝る時にぎゅっとしてもらいたがったり
頭を洗って欲しがったり
ミートボールや甘いお菓子が好きだったり
そういうのがだんだんと
私だけの記憶になっていって
できることが増えて
好きなものがどんどん変わって
「いつのまに」ってことに
驚いたり寂しくなったり感動したりするんだろう。
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