【第1回予想解剖】「コース」と「枠順」の有利・不利

【中山・阪神・中京 × ダートコース】
競馬を長年やっていると何でこんな馬が来るかなぁと思うことが、数多くあります。
当然、今回勝負がかりの馬や周ってくるだけの馬がいるのはあるのだと私は理解しています。
競馬は競輪や競艇と違い、生き物に乗ってレースをすることで私は競輪や競艇よりは八百長が少ないのではないかと思い、競馬を始めました。
ただ、所詮 人間が走らせることにはかわりがなく、馬主・厩舎・ジョッキーの意向でレースを走ることは間違いありません。
その中で、ほぼ公開抽選されていない枠順には間違いなく、有利・不利があることです。
今回は、明日からの3場開催の中山・阪神・中京のダートコースについて、有利・不利を解説したいと思います!!!


【中山 ダート1200m】


このコースは、一般的にも知られているように外枠が断然有利とされています。
ひとつは、芝を長く走れるなどの定説があります。
当然、芝を少しでも長く走ることができればダートスタートよりも有利な馬もいます。
ただ、ダートスタートを得意とする馬が内枠にいた場合は注意が必要です。

上記の内容を含めても統計的には大外枠である「8枠」は断然有利だと考えています。
8枠は、他の枠に比べて断然の勝率となっており、複勝率の高い6枠との組合せで考えるとワイドの的中率は高いです。
ただ、枠に限ってお話していますので血統面でそのコースを走る血統かどうかを見極める必要があります。

8枠の上位人気馬は抜群の信頼度となっており、回収率でも高くなっています。
また、前走1~3着馬は連続好走の場合があるのでチェックする必要があります。
注意する点として、穴馬を狙う場合 場を問わず前走ダート1200m敗退で前走6着以下の馬の回収値は高くなっています。

8枠有利 6枠複勝率が高いという私の経験の中での回収値が出ています。
私が消しにしているのは1枠です。
特に、1枠の追い込み、差し馬は人気であっても消します。


【中山 ダート1800m】


こちらのコースも中山1200mと同様、外枠が有利となっています。
8枠の複勝率は高いのですが、単勝回収率という点では5枠を挙げたいと思います。
5枠は、ちょうど真ん中の枠になりますが人気馬が5枠に入った時の勝率は非常に高い数字となっています。
コースは問いませんが前走4角2~5番手であれば5枠にかかわらず馬券に入れるのが良いでしょう。
私が注意してるのは3枠です。
内枠不利と言っておりますが、3枠の単勝回収率が高いことから3枠に入る穴馬を見つけることがポイントです。
当然、5枠から外の枠からが有利ではありますが、穴馬券好きの私としては血統面、ジョッキーから穴馬を狙っています。

消しの枠としては、1枠で人気馬でも勝率が低いところから
1枠は人気馬でもアタマでは避けて3着付けにするか、長期休み明けの馬であれば馬券には入れません。


【阪神 ダート1200m】


このコースは、枠順の有利・不利が大きく見られないのが特徴です。
人気馬、穴馬の激走率を統計的にみると4枠を挙げたいと思います。
先に言った通り、枠順での有利・不利がみられないが4枠に入った馬の勝率、単勝回収率は高いです。
その他では、2枠と7枠を複勝率の優秀さから挙げたいと思います。
4枠の勝率は私のデータでは15%を超え、複勝回収率も30%を超えています。
また、2,7枠の複勝率は高く、特に7枠の馬がアタマで来た場合の単勝回収率は驚異的な数字でした。

厳しいと判断しているのは3枠です。
3枠は、人気馬でも勝率が10%以下となっており、連対率もかなり低いため馬券検討の際は外すことが多いです。


【阪神 ダート1400m】


こちらのコースは芝スタートのダート1400m。
同じ形態の他のコースと同様に芝の部分を長く走れる外枠が有利というのはセオリーとなっています。
大外枠の8枠は勝率、複勝回収率も優秀ですのでアタマでもヒモでも必ず入れています。
ただ、軸とするのは5枠です。
5枠は、人気馬もですが穴馬も好走するという特徴から私は予想の中心としています。
1-8番人気の馬で複勝回収率は35%以上となっていました。

消しは、1枠です。
人気馬でも勝率が低く、3番人気以下の馬の複勝率も非常に低いことから2.0倍以下の馬でもアタマには入れません。


【阪神 ダート1800m】


ここも軸にしているのは5枠です。
ダート1400mと同様の傾向が出ており、外枠が強いのはありますが勝率、単勝回収率から5枠を中心に馬券検討します。
6,8枠の複勝率は高いので、当然馬券検討の際は入れていますが私が注目しているのは2枠です。
2枠は内枠で敬遠されますが、意外と複勝率も高く、穴馬の好走もあります。
ただ、5枠の強さは圧倒的で2‐5番人気であれば勝率は20%近い数字を出していた。

消しは3枠で、1番人気でも勝ちきれないことが多いため、押さえまでにしている。
単勝回収値、複勝回収値とも低いので、人気でもアタマで買うのはオススメ出来ない。


【阪神 ダート2000m】


JRA全10場で唯一の距離設定となる阪神ダート2000m。
4角奥の芝上からの発走が特徴的なコースとなっています。
このコースは、複勝ベースでみれば外枠が完全に有利、内枠不利のコースです。
8枠に人気馬が入れば高い確率で馬券圏内にくるデータがあります。
ただ、大外枠の回収率が低いので私は、6枠を推奨しています。
6枠は、単勝・複勝回収値の高さから連軸候補としています。
注目は3枠です。3枠はアタマで来なくとも複勝圏内での穴馬を生み出す枠として押さえています。
5枠から外枠に目が向いてしまいますが、3枠からの穴馬で回収率を上げています。

枠順的に厳しいのは、2枠になります。
2枠は馬券圏内に入ることが少なく、他頭数でのレースになった場合は更に馬券圏内は難しいと判断しています。


【中京 ダート1200m】


中京ダートの1200、1400、1800mは全て2枠を中心に馬券を組み立てます。
1200mは、2枠の勝率こそ大外枠の8枠に劣りますが、連対率・複勝率ともに最強とみています。
このコースは3連単の万馬券の確立が50%弱となっています。
2枠は前走5番人気以内の馬であれば50%以上が複勝圏内に入っていました。
大外枠の8枠も複勝率は高いですが、内ラチをロスなく周って好位置から抜け出せる2枠がコース形状からオススメです。
穴馬の好走が多いのも特徴です。

厳しい枠として3,4枠になります。
回収値としても低いため、よほどの人気馬でなければ目もくれず消してしています。


【中京 ダート1400m】


1200mでも述べた通り、2枠が一押しになります。
特に、大敗している馬以外であれば2枠に入ったコース適性のある血統馬であれば、かなりの確率で馬券に絡みます。
このコースは、外枠よりも内枠に注目して予想をしています。
大外枠の8枠については複勝回収値は高いのですが、1枠、3枠というところが2枠に絡んでくるので要注意です。
1、3枠は複勝回収値、複勝率も高いので内枠を中心に予想を検討すると良いと思います。

回収値から軽視しているのは、6枠です。
特に、午前中のレースであれば馬券圏内に来ることが難しいデータが出ています。
また、後ろから行く馬であればかなり厳しいという結果となっています。


【中京 ダート1800m】


ここは、G1のチャンピオンズカップが行われているコース。
ここも2枠が一押しになります。
昨年のチャンピオンズカップは3枠テーオーケインズ、7枠チュウワウィザード、6枠アナザートゥルースという結果。
しかし、9番人気の人気薄ながら4着に健闘したインティ、5着のサンライズノヴァは2枠。
力のある馬が、この枠に入ればかなりの確率で馬券に絡んでいる。
2枠を軸に、5枠と7枠については連対率、複勝率から連軸になってくる。
7枠の複勝回収値は高いため、複勝で勝負するのであればオススメの枠になる。
とりあえず、ここは2枠に母父ミスプロ系の馬が入れば積極的に狙いたい。
※血統的なお話は別回でまた、詳しくやります。

軽視しているのは3枠です。
3枠に距離短縮馬や460キロ以下の軽量馬が入った時は迷わず消しです。


【中京 ダート1900m】


このコース、かなり中途半端な距離で統計的には差し馬が対応する荒れやすいコース。
ここでは6枠を勝率、回収率からおススメしたい。
単勝倍率が30倍以上でもアタマでくる確率が15%を超えています。
前走からの距離延長の馬の対応も注目ポイントで勝率は10%以上になっています。

注目枠としては、3枠、8枠です。
勝率では6枠にかなわないですが、8枠は連対率、複勝率とも優秀で馬券には入れたい枠です。
私は3枠を重視しています。外枠よりもこの3枠を選ぶ理由は6枠に次ぐ勝率と単勝回収値の高さからです。
連対率は実は、一番高く単勝回収値も一番優秀です。

穴として挙げたい枠は1枠です。
8枠までの中では複勝率が一番高いのが1枠です。
ジョッキーにもよりますが、ここの最内枠は盲点になっていることがあり穴馬狙いの私としては、
この1枠から米国血統を狙うことが多いです。

軽視しているのは、4枠です。
理由は、単複回収値の低さと連対・複勝率も低いところから、相当な根拠のある馬がいる時以外は軽視です。


以上、この週末に行われる3場のダートコースについての有利・不利をデータをもとにご説明いたしました。
このようなコースの特徴にプラス血統を加えて予想をすることをオススメしています!

ここまでご覧頂きありがとうございました!!!
少しでも皆様の「予想力」にお力添えが出来ればと思っています!
また、この「予想解剖」は皆様にとっての競馬をより楽しく、面白くするために普段私が見ているポイントや考え方を発信していきます!
シリーズ化していくので乞うご期待!!!

次回は、3場の芝の短距離・中距離・長距離に分けて枠の有利・不利をご説明したいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?