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#34 朝、というか夕方

昨日は高校の先生と同級生と飲みに行きました。ちょうど自分が教わっていた頃の先生と同い年になりましてなんだか不思議な気持ちでたくさん話していました。
こんな無防備と言うか、高校生の頃は大学生が大人に見えるし大学生からすると社会人はとても大人に見えました。
自分が教えてもらっていた先生はそれこそとても大人に見えましたが今思うと高校生から大学生社会人そうやって育っていった人間と変わらないんだなって思いました。
そして先生というものに期待と言うのか幻想というのかそういったものをずっと抱き続けていたんだなって。言い方が難しいけれど少しその幻想のヴェールが剥がれる瞬間がありまして、きっと等身大の先生自身は今目の前にいるこの先生だったんだろうと、何か胸に傷を負うようなそんな気持ちで遠くから眺めているような気持ちでした。
先生からしたらずっと先生という期待をかけられていたそういうことになるので厄介というか負担な生徒だったのかもしれません。大変お世話にはなりましたが、ヴェールの向こうを垣間見てしまったという事実に変わりはなく、もう今までと同じように先生、先生、と慕うことはできないでしょう。
憧れとか色々なものが綯交ぜになった感情がありましたが綺麗に奥底に埋めて煙のように消えるのを待とうと思います。


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