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#70 6/19 日記

怠惰な自殺に思えた。
近親者と久しぶりに話した。
胃カメラとか色々話した際に、ぽつりと「検診とかいかないことにした。仕事で必要なのは仕方がないけど、不安ばっかで仕方ないじゃん?」と。

最初は理解できた。精神的に不安定な部分があるのも知っていたから、不安を煽られたくないという意味だと思って。そこのコストが生きていくより高いのなら、そう考えても理解できると。

ただ少しずつ話を聞いてわからなくなった。「早期発見の方が大往生率上がるのでは?」とか、「余命自体は検診とかで現状把握できたほうが良いのでは?」とか思いつつ話を聞いていくと、「いつ死ぬかわからないし。別に今日死んだっていいし。」とのこと。生きていく上で不安が邪魔だという話かと思ったら全然違う話だった。

その上で「旅行には行きたいし美味しいものを食べたいから胃腸と足腰は注意を払う」という。

余命とかの話になると「あの人の本を読んでもらうと分かってもらえるんだけど…」と終わってしまう。

話の後別れて、自分がとても不愉快に感じているらしいと気がついた。でも他の話題のせいもあってとらえどころが無かったのだけれど、漸く人心地ついて、怠惰に頭も使わずに自殺しようとしているように見えて衝撃を受けたのだろうと気がついた。

頭を使って考えて理解してメリットデメリット考えての判断をしたのか?本の受け売りそのまま飲み下したのか?人間という頭がある生物に生まれて恥ずかしくないのか?とか。

今になると怒りからか口に出したいことは沢山あるけど、きっと届かない。

ならしらん、と今の自分は考えている。


次の話として、



昨日ここまで書いた形跡があって、うん、何も手を加えずにこれを日記にしようと思う。
6/19

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