知っているってだけで
土曜日の朝
いつでもわんさかと賑わう新宿駅
変わらずわたしは職場に向かう途中の乗り換え。
混んでいるのも急ぐのもにがてなので(あと遅延も慣れない)
これでもかというほど余裕を持って家を出る。
エスカレーター右側を駆け上がるひとたちを
横目に、のんびりのんびり左側に並ぶ。
せかせかと歩いている人たちが多い新宿駅ホーム内は、きっと仕事や約束事に向かって急いでいるのだろう。
そこに白棒を持った方が人の流れに遮られて
おそるおそる歩いているのがみえて
すぐに声をかけた
こんなことがあったきょう、
わたしはこういうときの為にはやく出ているんじゃないか💡なんてのんきに思ったりしてた
...
大学時代、教職課程を取っていたから
特別支援学校や特別施設での実習もあった
わたしの振り分けられた特別施設は
視覚障がい者施設で、担当は幼児クラス
0才から小学校入学前までの、目の不自由な子たちが
社会で生きていくための術をからだで学んでた。
見え方は人それぞれ。
見えにくい中でも、声で聞き分けてくれる姿や触って覚えていく姿、臆せずにぐんぐん突き進んでめげない姿に心打たれてた。
わたしは目の不自由な方と関わるのが初めてで、初めはどうやってサポートするのがいいのだろうかと分からず不安だったけど、
わたしの想像をはるかに超えて、子どもたちは何でもできる。
片付けもするしみんなで丸くなって歌って踊るし楽器も演奏する、ごはんも自分で食べるしお手洗いにも行く。
困ったときには声に出して、これが難しい、うまくできない、と教えてくれる。
何でもできるから、困ったときの手助けの仕方、彼らたちが成長できるように、全部やってあげるわけではなく。その方法たちを教えてもらった。
...
この経験が、今、いろんな人たちに出会う職場で、いろんな人たちに出会う何気ない生活の中で、とても活かされている。
助けてほしいとき、分からないとき、嫌なときは
ちゃんと言葉にする。言わなきゃ伝わらないから
感じ方はみんな違うから
とても大切なことなのに、簡単にできることじゃない。だから意識し続ける、心に留め続ける、💡
教師とはまったく違うを職種についているけれど、こうやってすべての経験が無駄じゃなかったとおもえる今に感謝して。🌕
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