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名無し的ミュージックマガジン <2017年 第1四半期>

去年末、2016推し曲総合を執筆できなかったので今年は4回くらいに分けて書き残そうという作戦。


LAYBACKSOUND - 4hours [2017/1/10]

年明け始めの注目リリースがレイバックとは縁起よし!幸先よし!正式なリリースは2015年のPINK O’CLOCKから1年少しぶり。2014年頃から彼らを追っているけれど、安定の世界観で毎度楽しみなアーティストのうちの一組。二人ともインスタがお洒落すぎる。スクリーンLIVEver.も是非見てほしい。そしてfeat.している이바다ちゃんを調べていて見つけたストリートライブ。選曲が完璧すぎ…。なぜ私はソウル在住じゃないのか。ところで、タイトルの「4hours」、何が…?と思っていたらCメロに「Your flight leaves in 4hours」という流れが。大泣きです。(経験はありません)


Noday - Be Cool (Feat. 앤드류 최) [2017/1/10]

GOT7ファンの間では認知度も高いNodayさんは、デビュー時から多くの楽曲に携わってくれている。そんなNodayヒョンの個人活動曲。曲名の通りCOOLなのだけど、実はM2にはEnglish ver.が収録されているというCOOLっぷり。去年リリースされたfeat.サンチェス曲も初夏にピッタリでおすすめ。


수지(Suzy) - Yes No Maybe [2017/1/24]

もう4月に入ったというのに未だに先行曲「幸せなふり」は音源チャートに、そしてJYPとの契約の行く末に世が注目している今日この頃。「Yes No Maybe」 のMVは香港でのロケにサスペンス調と、かつての「国民の初恋」が大人の女性になったことを表現しているように感じられて、パクジニョンPDが描いた曲調も懐かさがあって、それがより彼女の今の大人っぽさを強調している。そう思いながらパフォーマンス映像を見てみると、二十歳過ぎらしい若さや、アイドルらしさ、ドロドロ重くならないスジのキャラが絶妙なバランスを生みだしているようにも感じた。リリース時のV LIVEでは歌詞ノートを公開したり、ソロ活動への準備について、MVビハインドなどが放送されて、ファンならずともとても引き込まれる内容だった。活動開始前の報道で「パクジニョンPDとスジがワインを飲みながら決めたコンセプトだ」というエピソードがあったけれど、蓋を開けてみて納得。重くないのに深みを感じるアルバムと活動だった。かわいい。


ONEWAY - BROKEN [2017/1/25]

Young Skyが除隊して去年秋から活動を再開したONEWAY(とTeam One Sound)。2PMファン、SUPER JUNIORファンの間では有名な人たち。活動を再開したあたりから元メンバーのチャンスやJun.Kとの交流も見えて、嬉しくなったことはまだ記憶に新しい。去年秋の再始動となったVibesと一週間違いでリリースされたチャンスのアルバムのタイトル曲が同じ6/8調だったことは偶然だったのか…衝撃が大きく、嬉しかった。もう10年程になるけれど、いつまでも活動してほしいPDチーム。


Zion.T – OO [2017/2/1]

出せば音源が爆発的に売れるZion.T先生が正規アルバムをリリース。彼はアングラの中で飛び抜けて注目度が高い人だったけれど、気づいたら「超」がつく売れっ子になっていた。嬉しい。YGに移籍して最初のアルバム、注目したい点は8曲中、6曲にPEEJAYが噛んでいること。I Get Lifted X Beenzinoを含むWALKIN' vol.1を聴いてもらえれば、Zionとの共同作業に胸が高まる気持ちをわかってもらえると思う。アルバムは冒頭「映画館」で始まり、「映画館inst」で〆られるセンスがたまらなく、まるごと推したい作品。ちなみにアルバム名の「OO」は彼の象徴でもある眼鏡を表しているらしく、読み方がわからない。


RYAN - Pick you up(Remake) [2017/3/2]

https://soundcloud.com/imaginemuzikkorea/ryan-pick-you-upremake
※YouTubeない

ここ数年大好きな作家さんのひとり。アーバンを得意とする方なのでGOT7ではANGEL以外は作詞がメインだけど、2PMではクレジット登場率高め。Dangerous、Pull&Pull、GoodMan…この並びを見ればいかに彼がアーバンの人かがよくわかる。数年前まではセルフカバーも公開していたけれど、最近は自身の活動に力を入れているようでリリースが続いている。同じクルー(?)でもJYPに籍を置いているRagoon氏の方が最近は作家活動が頻繁に見える。そんな中リリースされたEP「The Legendary Human」、特にタイトルのPick Up Youはツボ中のツボで、アイドルが歌っているのも聴きたかった…と悔やむ気持ちすらある。タンゴ調×アーバンのセクシーさヤバイの一言。特に2コーラスめメロラインがキャッチーめでもう…聴いてくれ。ちなみに上に貼り付けたSoundCloudは本人がUpしているものだけれど、どうもMelOnで聴くのと違う…と思い聴き比べた結果、アレンジとバランスが若干違うよう。是非音源サイトで聴いてもらいたい。


DPR LIVE - Coming To You Live [2017/3/15]

この第1四半期イチの興奮はLIVEの始動にあった。その理由はMV制作会社のイメージが強かったDPRがいつの間にかラッパーを始めていたことと、この初アルバムのPDがLAYBACKSOUND(この記事の冒頭参照)のCream氏だということ。毛色の違うPleaseを除いて全てCreamさん…神…。アルバムが発売されて以降続々とMVを出しているが、どれも絵が美しく、画がおもしろい。Know Me (ft. DEAN)Right Here Right Now (ft. LOCO, JAY PARK)Laputa (ft. CRUSH)Cheese & Wine…DPRとCream氏とLIVEくんそれぞれのセンスの相乗効果の高さ…好き以外の言葉が見つからない。頭から流していくと、Right Here〜Know Meに繋がった瞬間が…叫びたくなる。こういうアルバムならではのトリックのようなものを久しぶりに感じたのも激しく推したくなる理由のひとつ。


산체스(Sanchez) - 5분만 더 [2017/3/22]

派手には動かないものの着々とソロ活動を続けるサンチェス。何故か突然メディア出演するのもサンチェス。MVの爆モテぶりも目に優しいけれど、今回このLive Clipを紹介したかったのは2:10〜ビンジノのラップ部分をセルフで歌ってしまう彼が愛おしすぎた為。ニュージー時代ラップ大会で優勝したほどスキルがあることは、この甘い歌声によって忘れがち。PHANTOMでも曲によってはラップ担当だったチェスを思い出してニヤっとしてしまう。チェスの歌は不思議なもので、癒し系だけどつまらなくない。感情的じゃないのに泣ける。気づきにくいけれど、実は声に表情が凄く乗っているタイプなのだと思う。「5分じゃ足りない、5分以上居て…」チェスらしいスイートな内容も満点。


Bruno Mars - That's What I Like [Live from the Brit Awards 2017] 

ここからは番外編。昨年11月にリリースされたブルーノの「24K Magic」からThat’s What I LikeのMVが3/1に公開された。この曲もMVも最高に好きで、更に良かったのがMVをPRするブルーノのInstagramの使い方だった。「official videoをアップしたからプロフィールから見てね」という投稿。Instagramは投稿内ではURLはハイパーリンクされず、プロフィール内のみ。デフォルトの仕様ではコピペもできない。それでも投稿内に押せないURLを貼るアーティストはかなり多い中、シンプルな方法をとったブルーノ、クールでやっぱりかっこいい。動画内のアワードパフォーマンスでは2コーラス目のラテンアレンジ、4:00〜のRnBど真ん中のハーモニーアレンジが見どころ。もう何回も見ている動画にも関わらず見る度に鳥肌が立つ。歌だけでなくダンスもそうとうなハイレベルで、まさに小さな巨人。ワールドツアーが終わってまた日本に来てくれる日が待ち遠しい。

ONEWAYの段落でも触れたチャンスがこのThat’s What I Likeを3月のカバーで公開した。オリジナルの良さを残しつつも施すアレンジが絶妙。彼のファルセットは宝だと思う。マガジンホのように毎月の企画らしく、1月2月のMashUpタイプのカバーも面白かった。彼のことは「異端ハイキック」「二段横蹴り」のマイキーとして知る人が多いようだけど、おそらくチームを抜けた2015年末頃にBNMと契約したのでは…。名義も多数、個人仕事も多いので調べても調べても知らない情報がでてくる人。(2ヶ月程前から公開恋愛中らしい)


JUN. K - 77-1X3-00 [2017/1/12]

ここまで来てやっとこのアルバムの話が出来る今回のマガジン仕様。収録曲は日本で既にリリースされ聴きなれているものが多い中、懐かしい曲のアレンジが。

M1の「alive part2」は2011年リリースのおなじみ「Alive」のリアレンジバージョン。元はJUN.Kとチャンスの共同作成曲で、part2では編曲がFRANTSさんだけど、原曲ではチャンスだった。
M3の「no goodbye」は2012年に日本でOneday(2PM+2AM)でリリースされ、韓国では2014年にJYP Nation2014の音源としてリリースされていたものがリアレンジされて「no goodbyes」から[s]がなくなっている。歌詞は殆ど変えていないのにメロラインでここまで生まれ変わるとはすごい…。元曲の編曲はONEWAYのPeterとSky(Team one sound)だった、今回のリアレンジではRyanが(!)。
M8の「just one night」は2012年以降コンサートでの披露はあったものの収録は今回が初。これもJUN.Kとチャンスの共作だ。
(ちなみに去年の夏リリースの「Mr.No♡」で先行配信されていた「カジマ」もチャンスの編曲)
ただひたすらに個人的に胸が熱くなるクレジット状況。このタイミングでリリースするのは、彼にとっても作曲家活動初期の曲は思い出深いのではないか…と目頭が熱くなる。


【ここに紹介した曲、紹介しきれなかった曲のMelOnプレイリスト】
nanashi's MM <2017-1> https://melon.do/I6bypubDC

音楽は音源サイト(か、CD)で聴くのがイチバン。


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