モヤモヤモヤモ

先日私が見た番組で、適応障害をテーマに議論がされていましたが、なんだかとてもガッカリな回でした。

あんな感じになってビョーキなら、自分もビョーキなんじゃないか、って思う人もいるんじゃないか、みたいなコメント。とても素直な人だなと思いましたが、癌かもって思った時にすすんで病院行こうとは思いません。私は。怖いもん。
適応障害にかかる人は、環境に適応しにくい特別な人でもないと思います。
なんだかメンタルヘルスの問題を根性論で語る昔ながらの人を思い出しそうになったのが正直なところ。

日本は職場のメンタルヘルスケアが遅れているのは確かかもしれません。外国はちゃんとしてるんですね、すごいなぁって話も私はあまり興味が無いのです。住む地域が違うと考え方、考えを表現する手段色々違いますから。比較対象にはならないと思っています。


私は、報道番組に期待したいのは、もちろん正しい知識を知る機会もなんですが、たくさんのコメンテーターがいるのだから、議論なんです。

いま、ここに苦しむ人がいるという事実があるのだから、いま自分たちができることは何か議論しましょう。が好き。(←そう、あの人が好き)

例えば
適応障害が発症する原因となることも多い職場で、日本ではこのようなサポート体制があり、認知度はどのくらいで、どれくらい目標に対する効果が現れていて、それを受けて近い未来どういう取り組みをしようとしているのかを知らせて欲しいです。

その情報を受けた側はどう活用するのか動きが出てくればいいと思うけど、動き出すにはきっかけもいるはずで、コメンテーターが様々な視点で議論をすることがきっかけに繋がるんじゃないかと思うんです。


もっと言えば、ファシリテートする人の力量は重要だと思っていて、何について深めていくのか方向性が曖昧だったり、予め用意していたかのような締めだったり、コメントのジャッジをしてるのかと思わせるようなまとめ方だったりとかする傾向が端々に見られると(そもそもファシリテーターの役割じゃないですよね)、議論自体の関心がかなり低くなります。
コメントする側の意欲も削がれるんじゃないのと勝手に心配したりもします。(ええ、余計なお世話です。)
実際最近この番組、テーマに関心があっても、途中でリタイアしています。

司会者の王様感がワイドショーギライの理由で、ファシリテーターがコメンテーターそれぞれをリスペクトするっていいよね、ニュース見なきゃな、多面的多角的思考っていうのはこんな感じなんだろうかなって考えるきっかけをくれた番組なので、余計ガッカリなんだと思うんですけどね。

はい。変わる報道番組らしいからハッシュタグつけちゃおう。
軽くいいましたが、ごめんなさいね。私がガッカリしたのだから意見を言って当然だとも思っていない。
だけど本当に見たい番組だから見たいんです。

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