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1月11日(水)サラン=レ=バンの大製塩所からアル=ケ=スナン王立製塩所までの天日塩生産所

フランス東部のスイスとの国境に位置するフランシュ=コンテ地域圏に残るサラン=レ=バンの大製塩所と、アル=ケ=スナンの王立製塩所から構成されています。

塩は人の体に必須の成分であり、味付けるのはもちろん塩漬けなどの食料保存や、チーズなどの加工、そして毛皮のなめしなどにも不可欠な、重要な製品でした。

サラン・レ・バン大製塩所の歴史は中世以前に遡り、製塩業はこの町を成長させる原動力となり、大きく繁栄しました。
サラン=レ=バン大製塩所は少なくとも12世紀には一帯で最大の製塩所となっていました。

一方、アル=ケ=スナン王立製塩所はクロード=ニコラ・ルドゥーが啓蒙主義的な理想を追い求めて1775年に建設を開始した製塩所を中心とする産業集落です。

クロード・ニコラ・ルドゥは、単に製塩所としてだけでなく都市として設計して労働組織の効率化を図りました。


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