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タイムリミット #野心日記 4

応募したい文学賞の第3回の募集締め切りが先日過ぎ去りました。
そのうち第4回の募集が始まるとして(希望的観測)、締め切りが同じ日だとするとタイムリミットまで1年を切ったことになります。

私がその文学賞を知ったのは、第2回の締め切り間近という頃でした。さすがに間に合わないと思っていたところ、第3回もあると知って約1年後の締め切りを見据えて挑戦してみることに。
結果、1年目はほぼ構想(プロットって言うのかな)を練ったりキャラクターを掘り下げるだけで過ぎていきました。

昨年noteで野心表明をする頃には第3回への応募はほぼ諦めて、第4回があることを願って目標を設定し直すことに。
あと1年… 充分時間はあると考えるか、余裕がないと捉えるか…。私は後者です。

私は常日頃から筆が遅いので、正直とても不安です。
note記事や音楽文にだって数週間や数ヶ月かけてしまう私が、あと1年で長編小説を完成させる…?
とても無謀に思えて、心に暗い影が差します。
ヘタしたらこのまま2年目もほぼ構想練りのみで終わっちゃうんじゃ…?

でも、なんとかあと1年で完成させたい。間に合わせたいのです。
それは単純に私の気力や体力的な問題もあるけれど、それだけじゃありません。

4月。今の職場に勤めて4年目に突入しました。
仕事の続かない(最長で2年)私が、こんなに長く同じ職場で働けているのは久しぶりです。
今の職場に勤めているのは、働こうにも娘の預け先がなく託児付きの仕事を探した結果。
その娘はあと2年(合ってる…?)で小学生になります。
つまり今の保育園(私の職場)を卒園します。
娘が卒園したあとも私が働き続けることは可能だとは思うのですが、夫はフルタイムの仕事に変えることを望んでいます。
そりゃそうです。経済的にも、そうする方がいいに決まってる。
でも、私は今の職場以外でまともに働いていける自信がありません。情け無い話だけれど。
3年間居心地よく働いてこられたのは、私が社会に適合できるようになったからではなく、運が良かっただけに過ぎません。
たまたま、自分にとって働きやすい環境に出会えただけ。

また昔みたいに生活が仕事に侵食されるような環境に置かれたら、小説を書ききる気力など湧かなくなるかもしれない。
精神的にも身体的にも比較的安定して創作活動ができている今の状態が、ずっと続く保証なんてないのです。

でも、もしも賞金で借金を返済できていたら、フルタイムの仕事を探さなくたって、今の職場でパートタイマーとして働きつづけることができるかもしれない…。(すみませんホント甘っちょろくて)

娘が小学生になるとき、息子は中学生です。
2人ともあっという間に大きくなっていく。
まだ、子どもたちに何もしてやれてません(と自分では思ってしまう)

それに、私の小説を「読みたいです」「楽しみにしてます」と言ってくださった方たちには確実に届けたいんです。
たとえ賞をとれなくても、何らかの形で読んでいただけるようにはしたいと思っています。完成さえしていれば。

縁起でもないことを言うけれど、もたもたしていたら小説が完成するときその人たちはもうこの世にいない可能性だってあるのだから。
生きているとしても、とても小説を読めるような状況にないかもしれない。
Twitterやnoteやブログを辞めてしまっている人もいるかもしれない。
今の関係や状態が数年後にも変わらない保証なんて、ないのです。

以前書いたPerfumeについての文章
あれはまずアメブロで公開して、次に音楽文に投稿(掲載には至らず)、そしてnoteで公開しました。
今まで音楽文に投稿するときはそういう素振りをほぼ見せずにポンと投稿して、無事に掲載されてから初めて書いたことを公にしてきました。

でも、Perfumeの文章をどこよりも先にアメブロで公開したのには理由があって。
アメブロはもう7年以上前から書いていて、わりと初期の頃から繋がりのある方はほぼBUMP繋がりかPerfume繋がりなんです。
私がいつかPerfumeのライブに行けますようにと願ってくださる方もいました。
だから、「行けたよ」って報告をまずはアメブロでしたかった。
けど、個人的な事情やご時世的な事情もあってライブへ行ってきたことを1年間言えずにいました。約1年、心の準備が必要でした。

そんな中、いつも私のブログに「いいね」してくださるPerfume繋がりのフォロワーさんと、ある日コメント欄で交わした会話(私の返信)

そういえば、Perfume関連でご報告?があるのです。今すぐには言えないのですが、いずれここで書くつもりです。その日まで◯◯さんも、元気でいてくださいね。

ご報告というのはもちろん、念願のライブに行ってきましたということ。

1月29日にアメブロで公開したPerfumeの記事には、未だその方からの反応はありません。
確認してみると、最後にその方から「いいね」をいただいたのは私が1月2日に投稿したブログ。
そして、その方のブログの更新は昨年の10月末を最後に止まっています。
もともとマイペースに更新されてる方だし、そのうちまたひょっこり現れるんじゃないかなって思うのですが。
どうしても、「もしかしたら間に合わなかったんじゃないか…」という思いが頭をもたげてしまいます。
…なんて、この文章がいつか笑い話になることを願いつつ。

もう、「間に合わなかった」って言いたくないんです。後悔したくないんです。

そのわりにのん気に野心日記とか書いちゃってるけども。
見てこのサムネイル(自作)のゆるい雰囲気。とても野心燃やしてやってるように思えないよ。
(ちなみに文字はibisPaintというお絵かきアプリの中にある「無心」というフォントです。かわいい。ネコの足跡は手描きです。しかし野心日記というタイトルにこのかわいいフォントを選んだ自分のセンスを疑う)

締め切り間近になったらほんとに日記どころじゃなくなってTwitterでもここでも無言になるかもしれません。
締め切りに追われてるんだな〜と、あたたかく見守っていただけると幸いです。

ちなみに夏休みの宿題は一気に片付けて遊びまくるでもなく、後回しにして遊びまくるでもなく、「最初にしっかり計画を立てて毎日コツコツとこなしていくものの、なぜか少しずつ計画がズレていって結局最終日になっても終わらず半泣きで徹夜するようなタイプ」でした。前途多難。

「いつか」が来るその日まで、どうか私もあなたも、元気で(いや、元気じゃなくてもいいや)

話はちょっと変わりまして。
文学賞の募集ページでは第1回、第2回の審査員による講評が読めるのですが…
正直私は「ひぇっ」と萎縮してしまいました。
最終選考に残った作品でさえ、容赦なくズバズバ切られてるんですよ…。読んでて心が痛い…。
そして、私はここへ飛び込むつもりでいるのか…と自分の無謀さに恐れ慄くのを定期的に繰り返しています。

このことを以前Twitterでも呟いたのですが、そのときいただいたコメントを今でも覚えています。

最終選考に残ってる自分をイメージ!いい感じ!

私は最初、「最終選考に残ってる自分をイメージしてみて!ほら、いい感じでしょ?」と、気後れしている私にポジティブなイメージを送ることで励ましてくださっているのだと捉えていました。
でも、繰り返しコメントを読むうちにそうじゃないことに気付きました。

「最終選考に残ってる自分をイメージできてるんだね!いい感じじゃん!」
こっちですよね、多分。

そうなんです。そうなんですよ。
実はツイート書きながら自分でも薄々気づいていたことなのですが。
最終選考に残って、審査員に自分の小説をけちょんけちょんに言われているのを想像して勝手に萎縮しちゃってるわけですよ。最終選考に残る前提みたいな思考をしちゃってるわけですよ。おかしいな。

ほんっと身の程知らずっていうか、取らぬ狸のなんとやらっていうか、すぐ弱気になるわりに根拠のない自信だけは一丁前ですな。

でも、それくらいでちょうどいいのかもしれない。

これくらいのかんじで たぶんちょうどいいよね
(マカロニ/Perfume)




【おまけ】
とある日のひとこま

桜と入れ替わるようにハナミズキが咲き始めていました。藤ももう咲いててびっくり。5月の花のイメージだったから。
(民家が写り込んじゃうので、ハナミズキと藤の写真はありませぬ)

葉桜を見ると、「桜のピンクと葉っぱの緑が桜もちみたいでかわいい」とおっしゃっていたフォロワーさんを思い出します。
まだ私がライブハウスで歌っていた頃、何度もライブに足を運んでくださった方。
私の歌声や曲が好きだと、いつも真っ直ぐに伝えてくださった方。
去年のある時期からお見かけしなくなってしまいましたが、元気でいらっしゃるかな。
今年も葉桜を見て「桜もちみたい」ってどこかでカメラを向けていらっしゃるかな。
また、お話できたらいいな。



某日、ATMで通知記入をしたらnote社からの振り込みが。
今まで書いたnote記事に「サポート」でいただいた分のお金でした。
ずっとそのままにしていたのですが、自動振り込み?のシステムに変わったことで振り込まれたようです。
サポートしていただいた記事や、サポートしてくださった方々のことを思い胸があたたかくなりました。
ありがとうございます。
心を豊かにするための「ささやかな自己投資」にありがたく使わせていただきます。

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