ふまけんにやってほしいドラマ

推しにやって欲しいドラマ。これは、想像というより誰か権力のある人、もしくはあの素敵な監督にキャスティングされたいというかなり具体的な願いのが近いかと思います。

ふまけんという関係性を考えると、こんなドラマでキャスティングされたい、むしろ彼らそのままがドラマ化されてもいいという想像はファンなら誰でも思うところ。

考えて考えて考えて…みたのですが、どれもこれもやってほしいに行きついてしまったので、私はもう自分の好きなものにふまけんを当てはめることにしてみました。とにかく、内容は濃いものが良いというのはもちろん。やってもらえるなら手堅くとか視聴率上がりそうなもの、なんなら様々の世代に認知されてほしい。けど、それをすべて置いてそして、私がみたい。そんな事を考えればすぐに思いついたのが、昭和初期の格好をした2人の姿でした。

私は、とにかく昭和初期の格好をした2人をみたい。そして、推理ものがすき。バディ系がみたい。と考えた結果、

孤島の鬼（江戸川乱歩）

これを是非やってほしい。簡単なあらすじを以下引用します。（Amazonのものです)

丸の内にオフィスのある貿易会社に勤める25歳の蓑浦は、同僚である木崎初代と恋に落ちた。その初代が密室で刺殺され、箕浦は知人の探偵・深山木耕吉に助力を願う。だが調査を進めるその探偵も……。　蓑浦は年上の知己の青年・諸戸道雄とともに怪奇な殺人の謎に迫る。手掛かりを追って向かったのは南紀の孤島・岩屋島。そこに隠された忌まわしい秘密とは？

推理小説好きなら、孤島といわれるともうワクワクするワード。アガサクリスティ好きな人はそして誰もいなくなったとか思い出してしまう感じ。でも、江戸川乱歩なので、もっとずっと因縁深く、仄暗い世界がそこにはあって。。。読み進めるうちにこの怪奇な事件解決に対してよりも、主人公の人生に切なくなっていく物語です。文章の中は、ずっとそれこそ洞穴の中の仄暗さのなかを歩いているような気持ちにさせられ、クライマックスはやっと洞穴を抜けた時にみえた空が青過ぎて泣けてくるみたいな感じといいますか、とにかく最後の2行で読者は胸を打つ。そんな物語です。

蓑浦は健人くん、諸戸は風磨くんで今のところ当てています。江戸川乱歩らしい不気味さや悲劇的な独特の雰囲気のなかにいる2人が謎を追いかけている姿をみてみたい。D坂や屋根裏でもいいのですが、やはり事件を追う姿や苦悩など、なによりいろんな心で揺れ動く姿の演技を見てみたい。（話の中の彼らは友情というよりも、特に諸戸は蓑浦へ情愛を抱いている描写もありますが、それがあるから見たいといわけでは断じてないです。江戸川乱歩の世界に2人を投じたいのが一番の理由。ただ、明智小五郎シリーズだとどうしても2人でとはいえないし。。。なので、やっぱりそういうのは江戸川乱歩だと多々ある表現なので目を瞑ってもらいたいです。）

あとやってもらいたいのは、

こころ

これも2人に演じてほしい一つではあるのですが、30半ば過ぎた頃にやって欲しいなぁと思っています。