見出し画像

アイドルマスターミリオンライブのアニメが始まる前に


アイドルマスターミリオンライブのアニメがついに始まる。
ずっと待っていたんだ。このときを。



第一話が始まる前に少しだけ自語り。


私自身はアイドルマスターミリオンライブというコンテンツに身をおいて7年くらい苦楽を共にしてきた自負がある。売れもしない同人を作り、当たりもしないライブのLVに健気に行って、ネットでは二次創作を出していた。特に名前が通っていた訳では無い。
まあ今思うとこの程度で折れるような人間の名声など大したものではないから名前が売れるわけもないのだが。

私とミリオンライブ


なんでミリオンライブを推していたのか。ぶっちゃけシンデレラガールズに乗り遅れたというのが原因。PS3のアイドルマスター2をプレイしてハマっているので、今頃、携帯でポチポチするだけのゲーム、誰がやるかよと思っていた。ただ、思いの外流行っていた。一応最初の登録で貰える水着の千早は手に入れた気がする。
で、すっかりおいてけぼりになっていた中でミリオンライブ(いわゆるグリマス)が発表されて、それで、今度こそ私も!と始めたのがきっかけ。
まあ結局はポチポチゲーですぐに飽きるのだが。

ミリオンライブとの決別


ミリオンライブは苦渋の板挟みとなっていた。デレマスはアニメ大ヒットをきっかけに人口の爆増。後から誕生したSideMにはアニメ化を追い越され、更に後から出来たシャニマスに人気を抜かれる。当時色んな界隈にもいたのでよく言われた言葉が「デレ(エム)、シャニはやってる」、または「知ってる」というもの。
悔しくてたまらなかった。

だから創作したりと活動していた。
私の創作がどこの誰にきっかけを与えたかなんて、誰も居ないだろうし知らないがなにかのチカラになりたかった。

そのモチベとなっていたのは声優イベントだった。
元々声優好きでもあったし、そういうのは好きだった。だが、ミリオンライブは私に現地のチケットを渡さなかった。
CD何枚積んだとか、そういうのがなかったので、チケット取れないのは当たり前だみたいに思われるかもしれないが、7年あって、現地に行けたのはたったの1回。
武道館の金曜日…無理矢理休みを取って行った。平日なので倍率が低かったのだろう。
武道館で発表された音ゲー、ミリシタ。スマホ音ゲーの時代はすでにデレステ一強と言ってもいい時代だったがそこに一石を投じる形で出てきたミリシタだった。
私もグリマスはいまいちだったから今度こそ!と思っていた。

蓋を開けるとヌルい音ゲー、ダルいイベント。
挙句の果てに退屈なコミュ。
代わり映えしない絵面。
それでも2年は頑張っていたと思う。

2年もやったら分かると思うけれど、底が知れる。
ハッキリ言うと面白くない。
そうやって色んな要素がだんだんと積み重なって、7thライブがチケット現地取れていたのに中止になったとき…ハッキリ心が折れていた。それなのに、リバーンだかなんだかのライブを配信で見た。
わずかな希望を持って、まだ楽しめると、ここから復活するんだと、でも、まったく心が動かされなかった。笑いも泣きもせず、高揚感も何もなかったそのとき、決めた。
もうミリオンライブを追いかけているフリをするのはやめようと。

以降、公式やら女性声優やらはフォローしたままだが、特に自分から情報を得ようと動くことはなくなった。

アニメ化への疑念


今頃?という思いが強かった。
事情があるのは分かるが、今頃されたところで、ミリオンライブというコンテンツが日の目を見ることはないと思っていたし、1話放送前の私もそう思っている。
そして更にそれを加速させるのは、ミリオンライブオタクたちの感想が軒並み高評価であること。
10年という歳月を応援したコンテンツが悲願のアニメ化。
中には多大な金額を投じた者もいるだろう。私だってそうだった。その欲しいイラストに何万と叩いているのに、手に入らない可能性があるんだぞ? バカじゃねえのか? ガシャの文句は話と違うので置いておくが。

そうやって「これだけ時間も金もかけたコンテンツ」が追いかけ続けた夢の舞台であるアニメ化がずっこけたとあったら救われない。だから、全員がそういうバイアスかかった状態で鑑賞しにいって、称賛していると思っている。
ネタバレに配慮した先人たちとして、その功績は偉大であると讃えることになることも考えられるのだが、どこが良いとか、何が良いとかは全然分からない。漠然と「良い」だけが目に入る。
疑念はますます深くなる。

アイマスとアニメ。

これまでアイドルマスターのアニメと言えばA-1 Picturesの絵で動くものだったし、何よりミリオンライブ自体のスタートがそういう作画キャラデザでのスタートだったじゃないか。
だからアニメ化するとなれば当然A-1 Picturesが手掛けるものだとばかりに思っていたが、そうはうまくいかなかった。
たぶんA-1 Picturesにこだわっていたら今になってもアニメになっていないだろう。なのでこればかりはもう諦めるしかないポイントだったなぁと思いたい。でも、やっぱりがっかりするポイントだよね。
あのCGの作画が良いとはあまり思っていない。頭の大きさのわりに、腕とか足とか細長すぎやしないか?そんなことよりストーリーがいいとか?そういうので、すぐに慣れるというのだろうけれど。

劇場先行公開について

いま現状で、劇場先行によって内容をすべて把握したオタクが一定数いる。そうなることを選択したのは間違いなく私なのだが、釈然としない。
話題が分散されるとか、そういうのは何も考えなかったのだろうか? 23年の現在においてヒット作になるならないは殆ど賭けで、バズるかバズらないかで大きく変わってくる。
それを劇場で先行で公開して、かつ何十枚も買わせるようなムビチケを販売して、やり方があまりにも下品すぎてドン引きした。そうやって購入させようとする行為に、作品自体の自信の無さに繋がっているのではないかと思ったくらい。

まあ、その、なんだ……御託を並べたが、
手前より先にすべて把握した風なオタクにマウント取られる3ヶ月がスタートするのが癪に障るだけ。
嗚呼、心の狭いことこの上ない。
連中のバイアスかかった感想を尻目に、初見の私は独自の感想を持つことに専念したい。

放送時間について


日曜の朝で、どの枠やどの層を狙っているのかまるで分からなかったが、これまでのミリシタのヌルいコミュのやり取りは幼女先輩向けに作られたものだとしたら……あるいは納得がいくのかもしれない。これも話題やヒットを狙うという話になるが、ニチアサ界隈はかなり強敵が揃っているので、トレンド入りはハッキリ言ってほぼ不可能だと思っている。あまりにも話題性がない。沈む泥舟となってしまうか、それは蓋を開けないと分からない。

ASの存在


色々書いているのだけど、最終的に取るスタンスとして、私はアイドルマスターミリオンライブというコンテンツを推しているのですよ。
で、ミリマスが生き残るためには何が必要なの?と考えたところ、ミリマスオリジナルの子たちの人気なわけ。それを得るためには、ミリマスオリジナルの子たちの活躍の場が必須なんだけど、なんでまだASを使っているの?
ASの連中はミリオンライブが死んだとしても一緒には死なないんだよ。コンシューマーだのアーケードだので生き残るんだよ。
ミリオンライブというコンテンツがASを先輩だのという枠組みに置いたりグリマス時代は置いてなかったりとふわふわしてるのも原因だが、ミリオンライブというコンテンツにもあいつらASは「私達もミリオンライブですが?」みたいなツラして幅を取っている。でもところ変わってASのコンテンツになれば「私達だけがAS」という。じゃあ、ミリオンライブが存続するために必要な、ミリマスオリジナルの子たちの活躍の場を奪う、ASたちは何なの? 敵じゃん。
直前番組で誰かが「ASのライブシーンが見どころ!」みたいに言ってたが、そんなもん見どころなわけがない。一分一秒でも多く、ミリマスオリジナルの子たちを映せよ。ミリオンライブというストーリーにおいてASなんて邪魔でしかないだろ。アニメ記念とかいってミリシタで「マスピ」やって喜んでる場合じゃねえだろ。ミリオンライブのこれからの発展と夢の舞台であるアニメ化の記念で、なんで過去の遺産を引っ張り出すか?せめてミリオンライブ全体曲新曲ドンと出せよ。それが例えアニメ終盤に披露する楽曲だとしても。(どうせ最後はライブやって終わりなんだろう?)

結局のところ私は応援をしている。


さて、ここまで色々文句垂れて書いてきたのだが、私は結局古巣であるところのアイドルマスターミリオンライブというコンテンツを応援しているのだ。高度なツンデレというやつ。すごく分かりづらいけれど。ファンになるかアンチになるかはまさにいま紙一重の状態。あの日、夢にまで見たアニメ化が目の前に迫っている。不安要素しかない私の愛したコンテンツは、これまで決して私を愛することはなかったが、このアニメをきっかけに、ヒットするならそれもヨシ。沈んでいきコンテンツが死ぬのであればそれもヨシ。いや、むしろこれを機に、死んで欲しいとすら思っている。最後にアニメ化という打ち上げ花火をぶち上げて、輝かしく散っていけ。せめて、華麗に散る死に様ぐらいは見せてほしい。
どうか、頼むから、こんな記事を私を含め全員で「面白かったじゃねーか」とか「掌返ししやがって!」とか「謝れ!」とか「ほら見たことか!」とか、「いい加減なことばかり言いやがって」と叩きたい。
頼むから、掌返しさせて、この感情を消してくれ。

というわけで、来週から感想書いていきます。
尋常に、対戦よろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?