日雇いバイト時代に見た光景

絵が描けなくなって、絵以外で食べていこうと思って
日雇いのバイトを点々としていた時の話です


多分70近くのおばあちゃん
一緒にタオルを畳む仕事をやっていました

真夏の工場はエアコンも入っておらず
タオル(医療の現場で必要なもの)を洗って乾かす巨大な乾燥機はガンガンに温風を吹き出していて
汗はダラダラ
意識が飛んで死ぬかと思いました

おばあちゃんは二コーっと笑って
頑張ろうねえ
って言ってくれました

あの生活をまだ続けているのだろうか
元気でいたらいいなあと


休憩室で食事をとる時
毎回カップ麺とおにぎりを食べてた若い男の子
栄養が偏りすぎなんだけど
どう考えてもこれが最低価格のメニュー

体壊してなければいいけどなあ


みんなを助けられる力があったらなあ


と思いました

自分一人もなんともできてないのにね



2024/06/30
七瀬葵

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