新しい朝、新しい日常。コーヒーマシンと救世主
日常というのは、知らない間にできあがっているものだ。フィットするものというのは、わたしにとって足音のしない、突然そこに存在するなにか。
「コーヒー好きだよね」
友人からの連絡に、もちろんと返事をした数日後に届いたのは、コーヒーマシンだった。
そもそもどうしてここまで関係が続いているのか、なんてことすらよく覚えていない。分かち合った思い出がたくさんあるわけでも、共通の何かがあるわけでもなかった。
そういえばごはんを食べにいったり、わりとしっかりとしたメールのやりとりをし