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宛名のない手紙

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2019年11月の記事一覧

きみの夜の端っこ

あれはよかった、と思った瞬間になくしたことを自覚するのかもしれない。身体と感情が交差する瞬間に、冬が合図を出している。 選ぶとか選ばないとか。全部選んだ結果、なんて認識も聞き飽きて。ただ、それは過去という事実、現在という真実、未来と言う真理への連続だから。 そう、正しさなんてどうでもよかった。正義なんてものは人の数だけ存在できるものだから。ただ、やさしい正義が守られないのが嫌なのだ。だからわたしはそれを守りたくて、今ここにいる。わたしは守ると言い切ること、そんな曖昧な責任