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11.明日役に立つかもしれない展示用作品セレクト過程全公開

イエーイ!ゴールデンウィーク最終日!
きっと明日からお仕事の方はこんな感じ↓でしょうか。
おはようございます。こちらの写真は2011年ごろの撮影だったみたい。

私のゴールデンウィークは非常に充実しておりました。喫茶人間家具というイベントを開催したり、大人の知能検査を受けてみたり。どちらもとても興味深い知見が得られたので、今後レポしていこうと思います。

展示準備の方も、ほかの会社さんがお休みなおかげで連絡事項も少なく、普段の撮影業務を育休中のスタッフに振ることができたりして、大変はかどりました。はかどりすぎてちょっと怖いくらいなんですが…!

そんなこんなで、ヴァニラ画廊A室でのメイン展示「女装の自由宣言」とB室で同時開催の作家10周年記念展示の準備が一段落したので、その行程をレポートします。

5月に入った頃から、うっすらと過去写真フォルダをチラ見しながら、どんな写真があるかをイメージ。その後、過去HDDから実際の画像をサルベージ。その数、2007年頃のものから2018年分までで12個ほど。
昔のHDDはUSB-2接続なので転送も遅く、なかなか根気のいる作業でした。

その中から使えそうなデータを、メインPCに作ったフォルダ(今回は「B室」)にどんどん放り投げていき、まとまったところでLightroomで読み込み。最初からある程度絞っていたので、900枚足らずでした。

取り込んだ画像をカラーラベルを付けながら眺めます。
展示の場合、絶対に使いたい!という写真以外はレイアウトで結構変動があるので、がっつり決め込まずにあえて好きな写真をメインで選びました。

粗セレクトしたものをLightroomのスマートコレクション機能で「セレクトその1」へ、それをさらに選別して「セレクトその2」にぶっこみます。

これで確定させるぞ!という意気込みをもって選ぶと気負いすぎて効率が落ちるので、1回のセレクト作業時間の目安は30分以内。
反面、ある程度の冷静さも欲しいのでセレクト1→2の段階では少なくとも一晩おくといいと思います。

ここまで絞ったら、一辺1500pixel程度の縮小画像をjpgで書き出し、前回の記事の要領でB室レイアウト台紙に配置していきます。

A室分はカタログ掲載順という指標があったのですが、B室は全く自由だったので、下記の手順で配置しました。

1)すでに額装済みで使用が確定している作品(アクリルパネルなど)
2)大きく見せたい作品
3)ざっくり1と2を配置してみた後、壁面ごとのテーマを設定
4)テーマに沿う作品。場合によってはセレクト漏れからもサルベージ

好きな写真や出来の良かった写真だけを見せようとすると、セレクトに時間がかかったり、仕上がりが散漫になってしまうので、壁ごとにテーマを決めて柱にするのは効きますね。特に、諦める写真をすっぱり選べる、という点はあれもこれも見せたくなってしまう優柔不断なわたしにちょうどいい。

セレクトからレイアウトまでの全体の作業時間としては、ハードディスクチェックに5時間、セレクトに2-3時間、レイアウト作成に1-2時間。
集中力が続くように、3日間に分けて小分けで作業していました。

今日は展示アシスタントさんがスタジオに来て額装作業をしてくれています。

Twitterで募集したら美大卒の人が来てくれました。ただの神。

展示準備作業としては、残すところあと搬入日前の最後の額装、あいさつ文や資料等の準備など。

最初は不安な気持ちもありつつのスタートでしたが、14日には皆様をお迎えできそうです!


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