がん告知から1年経過！2020年8月まとめ

やあやあやあ！夏らしいことを何もしないままで消化不良気味の立花です。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。ちゃんと健康診断、いってますか？

このnoteたちを書こうと思ったのは、自分のがん発覚がきっかけでした。
思い返せば、去年の8月末に告知を受けてたんですよね。

その後入院、手術、療養とあっという間の1年でした。
それでは近況含めてざっくりご報告します。

１．体調もりもり
２．お勉強もくもく
３．スタジオリニューアルぶんぶん
４．ゴールデン街きらきら
５．打合せてくてく
６．プライベートぽてぽて

１．体調もりもり

がん手術を受けたのは11月末なので、手術から9か月経過ということになります。暑さにうだる日々が続いていたので、無理せず昼寝して涼しい時間帯に活動するなど、例年になく体をいたわるようにしていました。
その甲斐あってか、健康診断は数年ぶりのA判定でした！やったー！

あ、でも、コロナ濃厚接触者にはなりました。　詳しくはこちら

都合10日間程度の自宅待機でしたが、この時はわりとつらみMAXでしたね…
自粛と強制的な自宅待機だと、同じ外出しないという行為でも全く気持ちの持ち方が違うのが新鮮な発見でした。結果的に何事もなくて良かったです。

２．お勉強もくもく

自粛期間の間は、ちょうどライティング・ゼミがあったので受講に集中していました。この時期にMacbookで受講しながらiPadでメモを取るという習慣が完成しました。

他の記事でも書いたのですが、ほんとに学習効率上がるのでめっちゃおすすめです、iPadでのノート管理。

あとはファッション写真の講座なんかも。
課題作品制作の流れとして、ロケハンして香盤作ってて事前に提出など、今まで現場で経験則的にこなしてきたことを見直すいい機会でした。

ちゃんと撮影許可を取って、こんな感じで撮影。

モデルはいつもお仕事をさせていただいてるKoichiさん。プロ意識が素晴らしく、いつも完成度の高いスタイリングと立ち振る舞いで人を惹きつけるカリスマです！初めて作品撮りでお手伝いいただきました。

課題の提出はGoogleドライブで。
４カットということで、使いたい写真を絞るのに難儀しましたが、ストーリー性を持たせるのを軸にセレクト。13日に講評予定です。

他にも、仕事としてちょいちょい撮影現場に出ています。
女子プロレス雑誌「レディスリング」さんの表紙＆グラビア担当させていただいたりしてました！

撮影現場で遊ばせてもらったりとかも。

３．スタジオリニューアルぶんぶん

今月はほとんどこれに気力を費やしていた気がします。スタジオ改装！

本当は業者さんを入れてがーーーっとやるはずでしたが、まあ頓挫しましたからね…！スタジオスタッフや友人の力を借りて、少しずつ進めていきました。

モノもかなり処分しました。撮影スタジオって、あると便利だけど普段使わないものが多くて、そのうちどこにあるのかわからなくなって結局使わなかったりするんですよね…　心を鬼にしてもりもり捨てました。

こちらは新しいサイト用の素材写真撮影模様。

まあみんなきれいなんだよねえ！
20代、30代、40代とモデル3人の年齢層もさまざま。
さて誰が一番おねえさんでしょう？？

本日は大羊堂の撮影に行ってきました♡
左 友咲君 真ん中 谷さん 右 伊織殿@tani_takuma @YUUSAKUSATO @taiyodo_km @taiyodo_boss pic.twitter.com/cpm2jKMBOJ

— 女装研究家『伊織殿』 (@ioridonodono) August 3, 2020

今日は大羊堂さんの撮影モデルをしてきました♪
なかよし３人組♪
みんな男だよー(*μ_μ)♪

左│友咲くん@YUUSAKUSATO
中│谷琢磨
右│伊織殿@ioridonodono pic.twitter.com/h8sSt6x5RN

— 谷琢磨 (@tani_takuma) August 3, 2020

半年前に張替えた床も、また新しくしました。スタジオレンタルに出しているとあっという間に汚れが落ちなくなっていきます…！

レイアウトも変更！

壁を剥がして、壁紙を貼り換えて、床も引き直して…　結構な大仕事！

まだまだ途中ですが、なんとか形にはなってきました！

雨に翻弄された度重なるリスケで内装写真撮影ができていなかったのですが、やっと明日友人カメラマンに来てもらえそうです！
自分たちで手を入れたスタジオは、愛着もひとしお。手作りなのでやっぱり甘いところは目立ちますが（笑）

今の場所に来て5年、また気持ちを新たにこの場所で一緒に成長していきたいなと思っています。

４．ゴールデン街きらきら

7月から新宿ゴールデン街FLAPPERのカウンターに立つようになりましたが、早くも常連さんが定着し、居場所感いっぱいでほっこりしています。

ゴールデン街ってそれぞれのお店の特色が色濃く出ているのですが、それを面白がれるお客さんが集まって、また煮詰めていく感じが癖になります。

ここの場合は、基本的にわたしの親しい人が集まる場所なので、どうしてもバイブスの近い変わり者たちが集結して（笑）初めて会う同士なのに、「どこから来たんですか」「お仕事なんですか」みたいな居酒屋あるあるトークをすっ飛ばして、一気にディープな話題が縦横無尽に展開していくさまが気持ちよいです。

わたしはわりと、かためからやわめまで、いろんな場所に根っこがある人間なんですが、それぞれの場所で出会ったわたしの好きな人たちが集まって、異文化交流を繰り広げているのを見るのがとっても嬉しいんですよね。

ここで自分の写真を撮ってもらうことも多いんですが、どれもにこにこしてます。

9月も毎週火曜日にやっています。営業時間は22時までとかなり短いのですが、そのぶん気持ちだけ濃密に過ごしましょう！店内は三密に配慮しております！

普段ゴールデン街に来ない人はここの記事を読んでおくと安心！

５．打合せてくてく

夏の暑いさかり、立川の新しい商業施設にてくてくと向かっておりました。

行先は、「 Startup Hub Tokyo TAMA」。
この夏できたばかりのぴっかぴかの商業施設の中にありました。
緑がいっぱいで、光がきれいで、デザインもよくて、もうここに住みたい！ってテンションだだ上がりです。

用件は、講演会打合せ。

お役所から飛び出して早15年、巡り巡って東京都中小企業振興公社による創業支援施設「TOKYO創業ステーション」にてお話させていただくことになったのです。

すっごくすてきな施設だったのでリアルイベントとして皆様にお越しいただきたかったのですが、時節柄オンライン開催になってしまいました…

でも、対面と変わらぬ熱量で！
ファシリテーターの筋肉アイドル＆プロレスラー才木玲佳さんと一緒に、個性で突き抜ける生き方をおすそ分けしたいと思います！

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６．プライベートぽてぽて

8月は動きたくても動けないことが多く、不完全燃焼気味ではありました。
あ、でもねこと更に仲良くなりました。なんか、何を考えているのかわかるようになったっていうのかな。

たとえばこの写真のさばこさん、わりと気位が高くて、「さばこーー！一緒に寝よー！」って抱っこすると、めっちゃ逃げる。一緒に寝たいわたしは寂しいかぎりだったんですが、彼女はねこっかわいがりされるのを嫌うんですよね。

ふと、そんなさばこの気持ちに気づいたので、下手に出る作戦に切り替えて「さばこさん、今日一緒に寝てくれませんかねえ」ってお願いするように。
すると夜にすすすっと添い寝しに来てくれるようになったんですよ。

人間もねこも、自分がしたい愛情表現だけでは届かなくて、相手に合わせて表現しないといけないんだよなと思った出来事でした。

今月の積ん読。家にいる時間が長くなった分だけ、読書が捗るかなあと思ったけど、そんなことはありませんでした。

こっちは日記帳。

赤い方、すごく好きな人ができた時から書いていたんですが、ちょうど昨日で全ページ書き終わりました。ちょうど二人の関係も終わらせた頃でした。筆圧強く綴ってたので、インクと凹凸で未使用ノートの三倍に膨れ上がってますｗ
今度の日記帳にはどんなストーリーがやってくるのかしら。

お互いに運命だねえなんて言いあって、離れようって話をした時もお互いに好きだよと言いあって、それでも袂を分かつのがまた人生の妙味。

その人はそれまでのわたしが欲しかったもの　ー愛情、自信、勇気、やる気ー　を全部与えてくれました。出会って一緒の時間を過ごす中で本来の自分に立ち戻り、気づいた時には素のままの自分で自由に振る舞えるようになって。それまでのわたしが持っていなくて必要だったものは、みんなその人が持ってたんだろうなと今になって思います。相手にとっての自分もそうだったらいいな、とも。

その人のおかげで、これからのわたしに必要なもの　ー安定、家庭、安心ー　が見えてきて。そのせいで離れることになるなんて、なんとも皮肉が効いていて、なんだか自分の人生への覚悟を試されてるような気持ちになりました。

昔のわたしは恋愛至上主義のようなところがあって、好きになった相手のために自分を変容させることも厭わなかったんですが、それは自分自身を大切にしていないとやっと気付いたのでした。なんで自分を曲げることがファーストチョイスに上がっていたんだろうと今思うと不思議なほどです。

好きだから一緒にならないといけないってこともないし、一緒になれないから好きな気持ちを忘れないといけないってこともない。何を携えてこの人生を生きていくかは全て自分の選択で、それは怖れに基づいたものでなければ、なんだっていいのだと思うようになり。白黒つけがちだった自分が、いつの間にかこんな曖昧さも許容できるようになっていて、相手の影響なのは間違いないですが、それにしてもびっくり。

ともあれ、そんなわけで心身ともに独り身に戻りました。

人の縁って一筋縄ではいかないので、黄昏流星群みたいにまた合流するかもしれませんし、スピリットサークルみたいに別の時間軸で展開するのかもわかりませんが、とにもかくにも今を生ききる日々を引き続き重ねていきたいと思っています。

窓辺に面したスタジオのデスクから眺める空の変化が大好きです。

女心と秋の空とはよくできた言葉だなあとしみじみします。
では、また今月もがんばります！わっしょい！