10.ここまで来たら実質完成⁉展示レイアウト図作成全行程
つ、ついに展示まであと2週間となりました!
展示開始は14日だから、それだけ準備期間あるじゃん!余裕!と思った方、なぜ私がきりきりしているのかお教えしましょう!
搬入日は前日の13日。額の多くはギャラリーのものをお貸しいただくので、あらかじめマットをつけた作品を持ち込みます。
通常は搬入日に額装を一気にしていくのですが、今回はメインのA室だけでも90点以上。その日に額装を追えるのはほぼ不可能です!
ギャラリーも、レンタル額をそろえて準備しておく必要があり、今回は5月6日にマットをつけた作品を届けるようにとのことでした。
つまり!あと1週間以内が勝負、正念場!!!
ということで、私がスムーズに展示作業を進めるための配置レイアウト図の作成手順をちみちみとご紹介していきます。
1.レイアウト図面フォーマット作成
ギャラリーの展示室壁面を平面展開します。
イラレで配置するのが一番いいと思うのですが、私は手癖でPhotoshopを使っています。
横は壁の全長、縦は天井高分で新規作成。
動線は半時計周りなので、上辺から順番にA~Dを付番してエリア分け。
ついでに、床から150センチのラインにも補助線を引いておきます。
2.額の大きさサンプル作成
特に今回は点数が多く、手持ちで足りないマットを購入する必要があるので、展示作品の大きさを確定させるのを急ぐ必要がありました。
自分で額を用意する分には搬入ぎりぎりまで粘れるのですが、額装をギャラリーのスタッフさんに手伝っていただくので、作業スケジュール遵守です!
まずは主な使用額のサンプルを色分けして画面すみにまとめます。
私がよく使うのは大判、全紙、半切、入山フレーム、太子。
他、アフロアトリエさんでこさえてもらった特大額。
マットの大きさにもよりますが、半切まではA3ノビで対応できるため、自分のスタジオでプリントができて便利です。
全紙以上はプリントラボのお世話になるしかなく、基本的に一発勝負になります。私はご近所新宿御苑のトーキョーライトルームさんにお願いしています。新宿だとエプサイトも控えてますが、東口の民にとって西口は隣県くらいの心理的距離があるんですよ…
3.写真をはめていく
これ使うかな?って思った画像を1500pixelくらいでざっくり書き出し、順番に配置していきます。今回はカタログ掲載順という指標があったのでとても楽でした。(ギャラリースタッフの皆様ありがとうございます)
配置時は追加で買わなきゃいけないマットの数、ラボ発注するプリントの枚数など、常にコストが頭をちらついています。笑
一番写真だけを展示したい!と思っても、配置バランスによっては第二候補になることもしばしば。全部目線ありだー!とか、顔の向きが同じだ―!とか、展示経験のあるフォトグラファーさんは一度は突っかかったのでは。
私の写真は全体的に人物が濃く、色合いもはっきりしていて、顔をくっきり写したものばかりなので、特に配置には気を遣います…!
と、作業時は各モデルごとにフォルダ分けして使用画像をぶっこんでおくのは基本ですね。特に私のようにこまこまと展示作品を変更したくなる落ち着きのない人は、これをしないと死にます。
4.作品リストの作成と額カウント
おおかたレイアウト図が決まったら、Excelに作品リストを落とし込みます。
この目的は、主に3つです。
・額の点数確認
(ソートで一気にカウントできて便利!)
・キャプションの原稿
(制作年とサイズなどの情報類は余裕がある時にまとめないと辛い)
・進捗確認
(画像右側に進捗表がつながってます)
今回は制作アシスタントさんが入り、作品をマットにつけてギャラリーに発送してもらうので、進捗共有できるシートの作成は必須でした。
5.展示レイアウト図の連絡とマットの購入
ギャラリーへ展示レイアウト図を送り、懸念点の相談。
私からは「結構ツメツメになっちゃったけど見にくくないでしょうか」など。お返事で代替レイアウト案をすぐに送ってもらい、再検討しました。
当初の予定よりも展示点数が多くなったので、キャプションは小さくするという方向に。
額の数が決まったので、マットの手配に入ります。
以前の展示で使用したマットは使いまわしつつ、不足する分を追加購入。
私はいつもマルニ額縁画材店さんにお世話になっています。
すぐ近くに世界堂があるんですが、マルニ額縁画材店さんはマットシミュレーションをしながらオーダーできて、すっごくわかりやすいんですよ!
今回分は4月30日にオーダーして、5月3日発送でした。
ゴールデンウィークなのに!ありがとうございます!!
今週残りの時間で、プリント作業に入ります!
そして現在手つかずのB室の構成にも…
それでは皆様よい連休を!わたしはスタジオと仲良くします!!
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