ファミコン「ダービースタリオン全国版」発売から30年、今なお現役のモデル騎手は何人いるのか
ファミリーコンピュータソフト「ダービースタリオン全国版」が世に出てから、今年で30年を迎える(1992年8月29日発売)。競走馬育成ゲームの嚆矢といえる「ベスト競馬 ダービースタリオン」から発展し、競馬場・レース・トレーニングセンター・騎手・馬が大幅に増補された。
この「全国版」には、プレイヤーが騎乗依頼できる騎手が26人いる(NPC馬専用の騎手がこの他に多数いるが、ここでは割愛)。そのモデルとなった騎手はいずれも当時のJRAで活躍した方で、なかには武豊騎手のように今なおGI戦線に登場する方もいる。そこで、2022年度が始まった時点で現役の騎手が何人いるのかを調べてみた。JRA公式ウェブサイトやYahoo! JAPANのスポーツナビ等を参照のうえ、下の画像にまとめてみた。
「全国版」のモデル騎手26人のうち現役は、武豊・横山典弘・柴田善臣・田中勝春・江田照男・熊沢重文の六人である(2022年4月8日現在)。先輩や同期、後輩の騎手も多数引退するなかでの息の長い活躍は特筆に値する。
近年はメディアミックスコンテンツ「ウマ娘 プリティーダービー」の人気に伴い、昔の名馬に再び注目が集まっている。この記事をご覧の皆様におかれましては、「全国版」で当時の騎手や馬に思いを馳せてみてはいかがでしょうか……と言いたいところですが、今となっては遊ぶこと自体が困難なので、この記事がせめてもの一助になればと。
(筆者所蔵の本体、カセット、攻略本。ただし家のテレビに接続する術をもたないため、現在は遊んでいない。)