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家庭菜園士ななお、スギナ区画をみる。スギナ🌿土壌の水分(保水性)が抜群。土壌の酸素の感じもあきらかによい。地下茎のおかげなの? 野菜の種の発芽も、その後の生育も、好気性微生物の働きも、「酸素」って見落としがちだけどすごい重要ってあらためて思った。

スギナ土壌の区画を敢えて選び、愛用してくださる利用者さんってめずらしくて。スギナがこんなに有名なのですから、みなさん避けます。
区画を借りたらスギナ土壌で最悪……という付き合い方(畑の運営)と、スギナ区画を育てます! という意思を持って付き合ってくださる(畑の運営)場合とはあまりにも違うので、学びが多いです。

スギナ区画の土はほかの区画同様、肥えていない(耕作放棄地再生中の土)のですが、あきらかに、ほんとうにあきらかに、ちょっとでも栽培がわかる方なら誰でもわかると思うくらい明確に、「酸素」と「水分」が豊富なのです。スギナ区画。スギナ土壌。そして、ミネラル分豊富なのが、野菜の要素として表れているのです。スギナ区画の雑草とこぼれ種野菜の芽生えを見分けて欲しいと言われて、本日出ている雑草、こぼれ種ほぼ見分けました。こぼれ種野菜の芽生えもすごくよかったなぁ。

スギナ区画(スギナの地下茎の走り方)のナゾはたくさんあるのですが、わたしが今年どうしても観たいのは、「根野菜×スギナ」。
今のところ、ダイコンもニンジンもほかの区画よりもとにかくよい状態なのです。
肝心の「根」の部分が、地下茎を避けたかたちになっている(要するに曲がっている)のかどうかは収穫時までちょっとわたしもわかりません。一緒に観察させてもらいます。

未熟な有機物が土壌にあると、ダイコンもニンジンも未熟な有機物を抱え込むかたちで股根になるので、スギナの地上部はカットしないでもらっています。

(5/20追記※地下茎じゃない雑草は地上部をカットすると根が分解されていくのですが、そういえばスギナの場合は地上部をカットしても地下茎は分解されないのだとしたら「未熟な有機物」と勘定されないのかも…と。それとも一部は分解されて、再生するのかな。細根部分などが未熟な有機物になるか、なるよね、なる…と思う。ちょっとどうにか観察してみます。)

今のところは、スギナの生育を超えて、ニンジンとダイコンの葉が大きくなっているのです。この先、スギナが超えていく可能性がありますが。
スギナの地下茎の走り方と、根野菜の深さとがぶつかる感じ、あるいは、スギナの地上部を刈ったときに土のなかで分解されるスギナの細根? その未熟有機物を抱え込んで根野菜が股根になるそのタイミング、微妙なタイミングが知りたい……。文章に上手に変換できないのですが、頭のなかには、知りたい「瞬間」が絵で浮かんでいます。

スギナの地下茎と細根? との付き合い方をものすごく細かく観察してみたら、めちゃくちゃ相性がいい野菜があるのではないかなぁと思ってしまいます。
コンパニオンプランツの鉄則は根のかたち形状が違うもの同士ということなのですが、スギナの地下茎と野菜の根、野菜の根がスギナの横に走る地下茎を上手に巻き込むないし、避けるして、好気性微生物の働きの弾みをつける……などの効果を期待できないのかなぁなんてぼんやり想像してしまうけど、スギナの地下茎と好気性微生物はきっとなんか相性がいいと思うなぁ。
でも、深くなればなるほど水分が多くなるのかな、スギナの地下茎周辺は。そしたら嫌気性になっているのかな。表面で働く好気性の働きをちょっとよく観察して、手がかりを見つけてみたいとわくわくしています。



スギナと関係ないですが、スベリヒユなどは酸素が豊富なところに出ていませんかね。高栄養とか有機物豊富な土壌よりもひとまず酸素が多そうなところに出ている感じがしました。でも有機物が豊富だから酸素が多いのか。有機物が少ないけど酸素が多いという状態は作れないのかな、ありえないのかな。雑草の根で酸素が多いとか。