「推し」「萌え」「信仰対象」「好き」「俺の嫁」「フン……おもしれー奴」

好きな二次元キャラのことを「推し」と表現する文化がメジャーになりましたね。リアルアイドル界隈で言われていた「推しメン」という言葉がソシャゲやVtuber文化を経て、二次元でも積極的に使われるようになった、というのが個人的見解です。

ところでこんな漫画を読みました。ざっくり言うと「推し」っていいな!という話ですが、最初の導入は「推したいんじゃなくて萌えたいんだよ」というような台詞から始まり、中々に共感できる言葉だな、と思いました。

「推し」と「萌え」は似ているようで違う。「推し」は応援したり、他の人に「この人本当にお勧めだよ!」みたいに推奨するニュアンスがあります。対する「萌え」はあくまで自分の中で興奮して終わっている感じ。
そして「萌え」と「好き」も違うな、と。「萌え」は多少劣情を含んでいる感じがするけど、「好き」はそういうの無しに好意を持っている感じがします。どれも微妙に異なり、どの感情が最も優れているかなんてことも無い。

それじゃあ、自分は「推し」「萌え」「好き」といった感情のどれが良いのだろうか……と思ったのですが、これは「キャラによる」としか。
以前「好きなキャラを9人挙げると好みがわかる」というハッシュタグに便乗して、自分で色々考えたことがありました。その時作った好きなキャラクターのリストを見て、好きなキャラに抱えている感情は一緒くたではないな、と思った所存です。

たとえば『アイカツスターズ』の白銀リリィちゃんは大好きなキャラの一人ですが、彼女のことは「可愛い~~!しかも面白い~~!!」って感じで純粋に(?)好きって感じです。

『英雄戦姫』のヤン・ジシュカちゃんは「俺の嫁」枠です。ゲームシステム上でケッコンできることが一番の理由ですが、それを抜きにしても彼女は「嫁」なんです。この作品はハーレム系なんですけど、ケッコンはサービス終了直前まで彼女だけでした。

余談ですが、ヤン・ジシュカちゃんのことは心から愛していますが、史実のヤン・ジシュカとの相性は個人的に解釈違いだったりします。たとえウェイ相手でもうちの嫁が溶かした金塊飲ませる訳ないだろ!!!!!!!!!!!!!!

そして私に「一人のキャラクターに入れ込む」ことを教えてくれた『ローゼンメイデン』の水銀燈ですが、彼女に対しての感情はもはや「信仰」に近いものがあります。
私はずっと某ミニキャラのフィギュアシリーズが欲しいと思っているのですが(可愛いから)、銀様のだけは買えませんでした。何故なら彼女に求めている者が「可愛さ」ではなく「美しさ」からです。好きなキャラクターは沢山いますが「このキャラにはこうであって欲しい!」みたいな感情がとりわけ強いのは銀様くらいです。好きすぎて若干拗らせて面倒臭いオタクに片足突っ込んでいる訳ですが、まあこれも一つの愛で他人に迷惑をかけなければいいのかな……と思ったり。

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