日課の長電話

平和 を願う人は沢山いて、でもその平和は人それぞれ形が違って、だからこそ反発し合う。

「認め合って仲良くしようよ」そう言えてしまうのは、きっと安全な場所にいるから。
何らかの渦中にいたら、そんな発言はきれいごとで、絵空事なんだろう。

日課である長電話の相手と、そんな答えが出しづらいことを今日も話した。

2人という狭く小さいコミュニティの中でいくら議論を重ねても、世界が平和になる事はない。
けれど、それでも、
「わたしたちは平和を願おう。人に優しく、思い遣りを持ち、怒れず、感謝を忘れず、接しよう。」そう言って電話を切った。

実際日々生きていたら、余裕がなくて冷たく接してしまう事はままあるけれど、そんな事して気持ちがよかった試しがないし、そんな自分に嫌になるだけだし。

だから、意識して気をつけている。それはとても小さな事かもしれないけど。

人にぶつかられて謝られなくても怒らないとか、自分がぶつかってしまったらちゃんと謝るとか、道を聞かれたら可能な限り丁寧に親身に教えるとか、ありがとうを多く言うとか、そんな程度の事だけど。

これからも生きていくし、笑いたいし、笑っていてほしいし。

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