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「痛み」と生きること

「猫を棄てる」 寂しげなタイトルだけれど、ある父と息子のささやかな思い出の話だ。 息子はあの小説家の村上春樹さんと、そしてそのお父さんの話。 ある日2人が海辺に猫を棄てに行くところから話がはじまる。1匹の猫を棄てて家に帰ると、なんと棄てたはずの猫が家で出迎えてくれる。 あっけにとられる2人。でも父はどこかほっとしたような顔をしていた。 そんなエピソードから始まる「猫を棄てる」。 「棄てる」という言葉は、「捨てる」より意味が強く、「まだ使えるものを捨てる」という意味

    • 自己紹介

      はじめまして。 ななです。 文章を読むのが大好きで、気づけばスマホや本や雑誌で誰かの言葉を探しています。 私の世界を広げてくれた「言葉」に感謝して、日々をつづりたいと思います。

    「痛み」と生きること